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富山湾岸サイクリングに参加した話

去る4月23日木曜日、「富山湾岸サイクリング2017」というサイクリングイベントに参加してきました。

この大会は今年で3回目ですが、私の参加は初めてです。

さて、私も4~5年前くらいから自転車、ロードバイクに乗っていますが、いわゆる「ガチ勢」には程遠い自転車ライフを送っております。ふだんの通勤は自動車を使い、休日の天気がいい日にちょっとした運動程度にロードバイクを転がしています。そして冬場には全く乗りません。

そんなゆるゆる自転車ライフなのですが、「グランフォンド富山」という県内のサイクリングイベントでミドルコース(平地あり山ありのだいたい130キロ弱)を過去2回完走していることもあり、今年はこの湾岸サイクリングでチャンピオンコースというひたすら平坦な海沿いを180キロ以上走るコースでエントリーしました。

正直ナメてました。

準備~スタート(魚津)

まず準備段階で、スケジュールと天候の都合上で本番前に満足に自転車に乗れる日がないという問題による「2017年初乗り」状態で本番当日を迎えるという状態。そして一緒に走る予定だった知人とはスタートがずれてしまい、第一エイドまで合流できない状態。さらにサイクルコンピュータが電池切れになるという問題も。まぁなんとか第1エイドの朝日で休憩して、ここまでは調子が良かったのですが…

第1エイド(朝日町)~折り返し地点(氷見)

第1エイドを出発したところで、知人集団についていけずにチギられるという問題が発生。そしてそれ以外の集団にもビュンビュン抜かされ、この時点ですでにイベントをナメていたことを後悔し始めていました。なんとか走り続けて第2エイド、第3エイドとたどりつくものの(だいたい知人集団が補給を終えたところで到着するペース)サイクルコンピュータ電池切れの影響で現在の進捗やペースが把握できないというのは思いのほか厳しく…。エイドでのホタルイカの天ぷらなどを癒しに「次のエイドまで行ったらリタイヤしよう」と思いながら走り続けていました。特に前方を走っていたおねーさんが体力切れで落車したときと、氷見について「やっと折り返しかー」と思ったら「折り返しはまだ先デース」と言われたときなんか絶望しかけましたね…

氷見~ゴール(魚津)

氷見でカレーを食べてから、なんだかんだでリタイアせずに走行再開。「エイドで時間切れになったらそのまま回収されよう」とか思いつつも何故かそんな気配なく、もはやとっくの昔に脚は売り切れて立ち漕ぎなんかできない状態で惰性でペダルをクルクル回しているだけの(とはいえ、一時的に一緒になった人に聞いたら時速22キロ程度は出ていたらしい)走行でしたが、なんとかかんとかリタイアせず、制限時間17時半の30分前くらいにゴールしました。完走証と参加賞のバスタオルをいただき、味噌汁とゲンゲの天ぷらを食べていたときはもう「やっと終わった!」という解放感に溢れていました。が、すぐに思い出すことになるのでした。「この参加賞の大判バスタオルと賞状を持って3キロ先の駐車場まで自転車で走るの!?」という現実を…。

その後

1週間たっても自転車(街乗り)のサドルをまたいだ際にまだ尻が痛いです。あと、しばらく階段で膝が非常につらかったです。あと走行中必死だったこともあって、せっかくの湾岸サイクリングなのに海の写真が1枚もありませんでした。なんということでしょう。

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ちなみにゴールで合流した知人集団のボスには「各エイドでの時間差がほぼ一定だったから俺たちとお前はペースが同じくらいだった」「つまり第1エイド後にお前が頑張ってついて来てたら一緒に走れていたんだ」「男には頑張らないといけない場所というものがあるのだ」「そこをお前は諦めた!」というありがたいお言葉をいただきました。

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