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介護士の僕が伝えたいこと

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障がい者・障がい児・高齢者の介助歴16年間の気づき
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2021年10月の記事一覧

16年間ありがとう!

ダイバーシティ映画のスタジオウーニッシュ代表、映画監督と介護福祉士の堀河洋平です。2006年の夏から訪問介護に入らせていただいている脳性麻痺の利用者さんの介助を昨日終えました。 当日の流れをTweetを深掘りながらお伝えいたします! 満員電車の中でTweet. 朝から妙なテンション。今日が終われば来週からもう会えないという非日常が始まる。あたりまえに過ごしてきた日常はもう戻ってこない! モーニングケアはあっという間に流れていき気づけばお昼。予祝をしました。次のステージの

震度5で安否確認なし

訪問介護の際、利用者さんと地震のことを話しました。 先週木曜日の地震の後、介護事業所から安否確認の連絡がなかったそうです! その利用者さんは地震のあった時間帯、22時41分はご自宅で車いすを使用し1人で生活をされています。(重度の脳性まひ) もし転倒したら起き上がれないし、スマホも触れません。夜中の巡回まで余震がくるかもしれない不安の中、孤立してしまいます。職員やコーディネーターであれば容易に想像できることですが安否確認はなし。他の利用者さんへも、僕ら介助者へも一切の連絡が

介護士に人権ってあるの?

トーンを変えて真面目な話をします。 二足のわらじの片方、介護のことです。 利用者(当事者)の方を不快にさせてしまったらごめんなさい。最初に謝っておきます。なので、内容は少々きつめです。命にかかわることなので。 16年介護をしてきて、初めて利用者不信になりつつあります。 コロナになってみんな我慢している。16年築き上げてきた信頼が崩壊寸前だ。とっくに昨年瓦解した人たちもいるけど僕は堪えた。家族から「もう介護は辞めたら」と何度もLINEが届いたが「今辞めたら後悔する、もう少