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与えてもらうという経験をする ​|僕らがクラウドファンディングに挑戦する10の理由 ​

photo by Kenta Kaneda

2年前のちょうど今ころ、こんな文章を書いたことがあります。

2016.08.16 熱いお金を集める方法|山脇 耀平 |note(ノート)

クラウドファンディングという、不特定多数ではありながらも、つながりを感じられる相手から暖かい言葉とともにお金を支援してもらえるという方法が、僕のモチベーションにとても大きな影響を与えた

という話だったのですが、根底の思いは今もあまり変わっていません。

僕は定期的に誰かから思い切り与えてもらう経験をするのは、案外大事なんじゃないかと思っていて、もちろん、もらってばっかりはいけないけれど、自らお世話になりに行って、精一杯感謝をして、いつか報いることができるよう精一杯日々を頑張る。

見え方によっては弱かったりずるかったり卑しかったりするのかもしれないけれど、僕はもう少しポジティブな見方をしていたいです。

自分たちだけでは何もできないこと、良い意味で弱さを知れるし、また「期待してもらってるからこそ気持ちに応えたい」という原動力にもなる。

お金じゃなくてもそう。僕がいま生きているモチベーションの一つに「工場のみんなの役に立ちたい」というのがあって、それは3年前「取材させて欲しい」といきなり飛び込んできた、何者でもなかった大学生の自分を暖かく迎えてくれた経験があるからです。

あの時の感謝は今でも忘れません。

もし、何もかもがうまくいきすぎて、全ての結果を自分たちの力だと思い込んでしまったら、それはそれで自信のある力強い人間になれそうですが、

僕は決してそんなことはなく、いつも誰かに何かを与えてもらっている実感の中生きていて、自分の力不足を知っていて。今回のクラウドファンディングも一つ、またお世話になります。

周囲の思いに報いようと動く中で、僕らが生み出すものがみんなにとって楽しいものであれば最高だし、そんな風に考えて今回のイベントも企画しました。

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