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全ての出来事には意味がある。

9月11日、僕が前十字靭帯断裂と半月板損傷の怪我をして前十字靭帯再建と半月板の部分切除の手術をしてからちょうど7年がたちました。

怪我をしたのは6月30日だったのですが、膝の可動域訓練など色々と条件を満たさないと手術をすることができないという状況だったので実際に手術をするまでに時間がかかってしまいました。

当時のことを少し振り返りたいと思います。

怪我をしてしまう前日、僕は新潟アルビレックスBBのトライアウトに参加していました。

アップルスポーツカレッジの2年生としてトライアウトを受けに行ったのですが、1年生の時にもトライアウトを受けています。

その時に練習生という形で契約させていただき1シーズン活動させていただきました。

トライアウトはその翌シーズンですね。

1シーズン練習生としてトップチームの練習に参加しながら、間近でプレーを勉強させていただいた事もあり、トライアウトでのパフォーマンスは自分自身の持っている力をある程度表現できたという手応えを感じていました。

怪我をしてしまったのはその翌日。

アップルスポーツカレッジの学生として新潟県大会に出場していたのですが、試合開始5分。

ギャロップステップで得点をとりに行こうとした時、空中で相手選手と接触してしまい着地に失敗。

膝から"ゴリゴリゴリ"という音が聞こえて崩れ落ちました。

その時点で、これはまずい。と察しました。

そのまま病院へ行き膝から注射器1本分の血を抜きました。

病院の先生には、この血の量なら前十字靭帯は大丈夫だよ。と言ってもらいましたが半信半疑の状態で帰宅。
もちろん歩くことはできないので松葉杖を借りて。

当時、新潟アルビレックスBBのヘッドコーチだった平岡さんに連絡を入れた時、新潟で僕を獲得するという話が上がっているということを知りました。

その話もあったので翌日もう一度検査を受けに行ってくれと言われ、別の病院で再び検査。
そこでまた膝の注射です。
注射自体が苦手な僕にとっては地獄でした。

そこで注射器2本分の血が抜けました。

MRIで検査した結果、前十字靭帯断裂ということがわかりました。

これからも競技を続けていくなら手術するしかないという話を聞いた僕は迷わず手術することを決断。

プロバスケットボール選手になるために東京の大学を2年で中退して新潟まで来たのですから当然と言えば当然ですね。

実際は、大学はまだ辞めていなくて休学という形でアップルスポーツカレッジに通っていました。
万が一大きな怪我をした時に大学に戻れるようにという保険として。

にも関わらず、僕は夢を諦めて大学に戻ろうという選択が全くよぎらなかったんです。

"手術して復帰してプロになる"の一択でした。

もちろん、契約の話は白紙でそこからリハビリ生活が始まったんです。

怪我をしてしまったこと自体は良いことではありませんが、この怪我のおかげで自分の夢に対する気持ちがはっきりわかりましたし、リハビリの過程でバスケットボールができることの喜びや楽しさ、どれだけの人に支えられているかを感じる機会も増えプラスの要素の方が大きかったと思っています。

出来事には良いも悪いもなくて、起こってしまった事実だけがあります。
それと、起こる出来事には必ず何かしらの意味があったり自分へのメッセージがあるんじゃないかなと思います。

そこにプラスの意味づけをするのもマイナスの意味づけをするのも自分自身。

それなら間違いなくプラスの意味づけをできる思考を持っていた方が何事にもポジティブな気持ちで取り組めるような気がします。

この怪我の事に関しましてまだまだ書けることはありますが、また機会があれば書きたいと思います。

長々と読んでくださりありがとうございます。



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