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Luminar4のディティール補正がすごい!

皆さんこんにちは。
先日から私の現像ワークフローの中で大活躍中のLuminar4の、ディティール補正が半端じゃなく良いので、紹介したいと思います。

Luminar4の真価

Luminar4のリリースからだいぶ経ちました。
スカイ・リプレースメントや、スキンエンハンサーなどのある意味飛び道具的な機能が紹介され話題になりました。
ですが、Luminar4の真価はそう言ったところではなく、今までPhotoshopで5分くらいかかっていた処理をわずか数十秒で完了する事ができたり、複雑な処理を直感的にスライダーを動かすことで可能にしたりと、全体の作業時間の大幅な短縮と、仕上げ作業の高精度化が可能な点でしょう。

Luminar3からLuminar4になり、超優秀なプラグインになった感が強く、私自身の作品も今では全てLumminar4で仕上げを行なっています。
もちろん、従来通りLumina4のみでRAW現像からアウトプットまで可能です。

そんな中で、最近発見したディティール補正の力が、エゲツないほどの威力を発揮したのです。

実際にお見せしましょう。

スクリーンショット 2020-01-12 23.32.35

今回使うのはこちらの写真。
既にCamera rawでRAW現像は済ませてあります。
ボディはSONY α7r4、レンズはTamron 28-75mm F/2.8。
6100万画素にタムロンの傑作レンズ、ディティール補正を加える前から既にとんでもない解像感があります。

スクリーンショット 2020-01-12 23.36.14

画面中央部の少し右上くらいを600%表示にしたものです。
Luminar4は画像表示のクオリティが非常に高いので、Photoshopより高精度な作業が可能です。

上の画像に早速ディティール補正を加えます。

スクリーンショット 2020-01-12 23.36.18

ディティール補正のパラメータをこのようにしてあげました。
すると、このスクリーンショットの画面ですら確認できるほど、解像感が増したのが確認できると思います。
モヤモヤした感じがパッきりと引き締まり、エッジ部分のみならず、全体の細かいコントラストが補正され、シャープネス系の処理では得られない三次元的な効果を得る事ができました。

スクリーンショット 2020-01-12 23.40.51

別の部分の比較も載せてみようと思います。
これも600%表示です。

つくづく、このレンズは優秀だと実感させられます。
6100万画素と組み合わせる事で、フルサイズセンサーもここまできたかと思うのです。
と、それはそれとして、ディティール補正後の画像です。

スクリーンショット 2020-01-12 23.40.58

ジャギやハロが出る事なく、ピシッと仕上げてくれます。
今まではハイパス処理やスマートシャープなどを駆使して時間をかけて処理していましたが、この処理はやり方さえ覚えればものの15秒程度。
本当に技術の進歩はありがたいと言わざるを得ないです。

そのまま、「神秘的」「マット」「オートン」「高度なコントラスト」などの機能を使って仕上げたものがこちら。

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私が肌で感じていた朝の湿度感を、非常に良く再現する事ができました。
ディティール補正を加える事で、オートンの緩いガウスの中にしっかりと芯がある表現が可能になるのです。

※PhotoshopからLuminar4へは、RAWの状態を保ったまま作業をする事が可能で、Luminar4を適用した後もRAWの状態が保持されます。

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