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「クルイサキ」#11

タロウのあらすじ
猫に憑依している死神はターゲットのさくらからタロウという名前をもらう。さくらの心に催眠を掛けなくてはならないタロウは顔なじみとなってしまったさくらからしばらく距離を置いていた。しかし、さくらのピンチにタロウは身を挺して彼女の窮地を救った。

死神(タロウ)5

 さすがにさくらは抱き締めたり、頬擦りはしてくれなかったが、身を固めたままのタロウを慎重に抱き上げ、自転車の籠に収めた。
 タロウは身を硬直させたままで、さくらの方を向くことができなかった。前方を見つめたまま、彼女の顔を見る勇気が出ない。なぜ素直に彼女に向き合えないのだろう。借り物の肉体でうまく行動に移せなくなってしまったのだろうか。だが、いままでも借り物の肉体でも自在に操ってきた。それなのに、彼女の表情を見たいという欲求に反し、体が動かない。タロウは向かってくる景色と顔に受ける風に、すぐ後ろにいるさくらの表情を教えてくれと訴えるのだが、無論、返事はない。タロウの臭気に嫌悪感を示していないか、彼女が笑ってくれているのだろうか、いろんなことを知りたいのに、その術を心得ているのに、振り返って自分で確かめてみることがどうしてもできなくて、歯がゆさだけが風に飛ばされずに胸の奥の方でずっと居座っている。
 
 それからさくらの家まで連れていかれ、お風呂に入れてもらった。さくらは服を着たまま、腕まくりをして体を洗ってくれた。リンスまでしてもらい、バスタオルで体を拭かれるとようやく人心地がついた。
 すでに死神の任務の気分はすっかり萎えてしまっていた。熱いシャワーとドライヤーの熱風とでほてった体をフローリングの床に平伏して涼んでいる。
「どこに行ってたの?これでも心配していたんだから」
 頭上から声が降ってきた。タロウは行儀よくお座りをして忠誠を表した。さくらはしわくちゃのバスタオルを持って、タロウを見下ろしている。
「よし。散歩に連れて行ってあげる」さくらはタロウを抱きかかえて、玄関を出た。自転車の籠にタロウを入れ、スタンドを蹴り上げた。
 散歩というには、タロウは籠に乗せられたままで、体を動かさずに済んでいる。風呂上がりの風が心地よく、流れる景色に心が洗われるような情感を抱いた。
 やがて自転車は遊歩道に入っていった。すぐ横に川が流れている。さくらは自転車を止め、タロウを抱いて川の側の芝生にまで入っていく。芝生には先ほどまで降っていた雨が含んでいたが、さくらは特に気にした様子もなくタロウを座らせ、さくらも隣に腰を下ろした。
 さくらとタロウは肩を並べた。いや、肩は並んでいるという表現は適切ではない。タロウの肩は、さくらのわき腹あたりにあり、背伸びしてもさくらの肩の高さには随分と足りない。猫なのに人心地というぐらいに無理がある表現であったことを、訂正して詫びる。
「この川辺は春になるとすごい桜がきれいだから、気に入っているんだ」
 川を介して向こう側に何本もの木が連なっている。タロウの背後にも同じように何本もの木が列を成していた、それらの木はいまはなにも咲かせていない。おそらく、春になったら美しい花を咲かせるのだろう。
「来年には誰かと一緒に桜、見られるかな」
 さくらはため息を吐き、鬱積した気持ちを空へ葬りさるように天を仰いだ。タロウもそれに倣う。
 空を覆いつくした雲海が世界を区切っているように見える。タロウは区別されているような劣等感を感じずにはいられなかった。
 上から見る地上はどんな景色をしているのだろう。そういえば実際に空から地上を眺めたことがない。次の機会にでも鳥に憑依しようかと一瞬頭をよぎったが、すぐに打ち消した。
 鳥に憑依するのは危険だ。空という絶対的ではない場所で活動する勇気はない。信頼できる地面で活動する生き物の方が死を意識しないで済む。
 タロウは自嘲するように、ひげを揺らした。この任務が終われば、もうその心配もしなくてはいいということに気づいた。この世界に用はなくなる。
さくらはタロウの存在を思い出したのか、おもむろにタロウを抱きかかえ、膝に乗せた。さくらと向かい合う格好になる。
「織田がね、私と会いたくないって」さくらがタロウを凝視しながら、口を開いた。タロウは目を見開き、相槌をした。
「クラスメイトに織田っていう男子がいるの。そいつは放課後になると、教室に残っていつも絵を描いているんだ。私も一緒に残ることにしてたんだけど、私がいると気が散るんだって。きっと私のこと邪魔だっただろうな」
 タロウは聞いている、理解しているとさくらに伝えようと、小刻みに首を縦に動かした。さくらはそれに応えてくれるように頭を撫でた。
「言われちゃったんだ。もう会えないって。ひどいと思わない。汚れのない女子を捕まえて、好きともなんにも言ってないのにふられちゃったんだよ」
 さくらは大袈裟に口びるを尖らせた。
「でも本当はまたいろんな話しをしたいんだよね」言葉尻が小さなため息に変わった。
 人間関係は複雑であまり介入しないことにしている。催眠を掛けるとき、その人の気持ちに触れ思いが伝わってくるが、その思いを汲み上げて、協力しようと思ったことはこれまで一度もなかった。
 まだ本格的に彼女を催眠に掛けようとしていなかったので、本心は把握できていない。それでも彼女の感情が伝わってくる。切なく、心苦しい湿気を含んだ感情が、タロウに間接的に伝わる。心のなかにじっくりと染み込んでいく。
「ねぇ、どうすればいい?」
 彼女の声が震えていた。
 なにも答えられない。そのことがもどかしかった。もし、言葉を発することができたとしても、彼女を救う言葉を思いつかなかった。
 さくらがじっと見つめてくる。口を真一文字に結び、目に溜め込んでいた涙が流れた。さくらの頬に一筋、涙の跡が残っている。タロウは視線に耐えられなくなり、顔をさくらから背けた。
 タロウは涙を流したことがない。人間の涙という現象を理解できていない。それでも彼女の行き場のなくなったどうしようもない感情が、涙を流すことによってまるで天佑を願う儀式のように思えたのだった。
「さあ帰ろうか。買い物に行かなくちゃ」さくらは涙を指先で弾き、腰を浮かせた。
 タロウは彼女を慰めることも励ますこともできなかった自分が歯がゆかった。彼女は自分になにも求めていない。そのことが悔しかった。
 彼女の涙の理由さえも理解できていない。タロウは自転車の籠に収められ、自転車の前輪が弾く雨の跳躍を見つめていた。
 彼女の力になれることはできないのだろうか。地上に降り、天から見放された雨はもうなにも求められてはいない。それでも地面に残る水溜りは、注がれた光を空へ反射する。
 ここにいることを空へと示すように。
 タロウはなにを示せばいい?彼女に恩返しをしたい。それをどう表現すればいいのだろうか。
 小さな体だ。この世界で地上に這いつくばるようにして生きていた、汚れた猫だ。だけど、彼女は見下ろさなかった。同じ視線になって、タロウを抱きかかえ、ほんの少しだけだけど、空へと近づけてくれた。
 さくらが届くところまで、精一杯に手を伸ばして。
 彼女に涙をこぼさせてはいけない。下を向いてもらいたくない。空を見上げてほしい。上の世界を見てほしい。タロウがいた世界を嫌いになってほしくない。タロウを嫌いになってほしくない。ずっと生きてもらいたい。
 適わない望みがあるのならば、世界なんていらない。肉体も、魂も。すべて放棄してもかまわないと、その瞬間、タロウは任務を忘れ、揺られる籠のなかでそう考えていた。

 さくらはタロウを飼うことに決めたらしい。さくらはスーパーマーケットで買い物をしたあと、近所のペットショップに入り、なにやら購入していた。帰宅しさくらの部屋に連れられると、ペットショップの紙袋から、赤い首輪を出した。さくらはネームタグに田畑タロウと黒マジックで書いた。彼女は満足げに「これでタロウも我が家の一員だ」と宣言した。
 その首輪をさくらからつけられた。なんだが神聖な儀式のように感じた。まるでこの世界の住人に認められたかのように思えて誇らしい気分になる。彼女から「もうどこにも行ってはだめだよ」と、鼻をつつかれ、忠誠を誓う。
 いままでゴミ箱から魚の骨などの残りものを漁り、空腹を逃れるだけの食事だったが、その夜の食事は、これまで食べたことがないくらいに豪勢だった。さくらが用意してくれた食事は、損傷がない魚と、味噌汁を掛けたごはんだった。魚は身が豊満にあって、まるまるひとつの生き物を食べてもいいのかという罪悪感を多少抱いたのだが、一口かぶりつくと、その思いはどこかへと吹き飛んでいった。味噌汁を舐めると想像以上の熱さに飛び上がってしまった。横でさくらが「ごめん、タロウは猫舌だったね」と、笑っていた。
 さくらがベッドに入り、タロウを手招きした。タロウが駆け寄っていくと、さくらは電気を消した。
 さくらは何度も寝返りを打ち、すぐには眠りにつけないようだった。途中で枕元の電気スタンドに手を伸ばし、壁に貼られている絵をじっと眺めていた。しばらくしてようやく彼女は寝息を立てはじめた。タロウはこんな状況では、到底睡魔が訪れるはずもなく、彼女の寝顔を見ていた。
 さくらが消し忘れた電気スタンドのオレンジ色の光が彼女の顔を照らす。この世の明かりがすべて彼女に向けられているような錯覚を感じた。タロウがいる隔離された部屋は、人間が他の動物を区別するために作り出した世界で、いまこの世界では、さくらとタロウの二つの生命しかない。
 彼女は悲しい顔をしている。
 さくらがこぼした涙を思い出した。タロウは涙を流すことはできないが、震える心のなかで、彼女の感情と共鳴しているかのように理性が揺さぶらせた。肉体に宿った本能が理性に接触し、眠らされていた感情をどうにかして立ち上がらせようとしているかのようだった。
 そんな感覚を繰り返しているうちに自転車に乗っているときと、同じ感覚がよみがえってきた。
 不覚にも、あの瞬間、さくらを助けたいと思った。死神には許されない感情だったから頭のなかから無理に打ち消した。それが再び襲ってくる。タロウの理性に呼び掛ける何者かが心のなかで潜んでいてささやく。まるで魔法の言葉かのように、その声が魅力的に感じる。
その声はタ ロウの理性を否定する。死神としてやってきたこれまでをも全否定する。悪魔のささやきを聞いているように、タロウには善悪の判断がわからなくなってくる。
 体を持たず、魂として生きていた。仮の肉体を手に入れることはあったが、心の存在を遠ざけていた。痛みも感じようとせず、食べ物を味わうこともない。困っている人に手を差しのべることもなけれぱ、どうしようもできない痛みに助けを借りることもなかった。ただ、死の恐怖から早く逃れたいという一心で、肉体を窃取しても、訪れる感覚に興趣する手間を自ら避けていた。食べ物など腹が満たされればよかった。見える世界に関心は持たなかった。この世界にいるときは常に死に怯え、過剰に痛みを恐れていたために、肉体とコミュニケーションを取らず、無感動の世界に自らを誘っていた。
 それがさくらの出現で本来肉体に宿っていた感情を無視することをできなくなっていた。名前を与えられたのがきっかけだったのかもしれない。生物の自覚が芽生えていた。
 これまで感覚を放棄していたために、知ることのできなかった世界がある。肉体を信用し、受け入れることでいまだ出会ったことのない感情が訪れるかもしれない。いや、いまその未知なる波動はささやかだがたしかに来ている。小波のように小さな感情だけれどいまその波は小さな体に伝わっている。やがて訪れるだろう波頭が、予感めいた確信を乗せてここから見える。
大きな波になる。この感情は必ず大きくなる。
 判断に迷う。この波に立ち向かうべきか、それとも回避するべきか。
肉体や感情にかまけていると死の可能性が拡がる。過剰なくらい死を意識し、ストイックに任務に集中しないとの永遠の魂が滅びてしまう危険があることは、頭では理解している。
 呼吸が着地点を見出せずに定まらない。体が熱い。彼女と触れ合っている肌に全神経が傾き、俺も俺もといった具合で血液がその地点への進入を試みる。
 この感情をも放棄するのかと全身が訴えている。
 理性が空をさまよい出した。手放してしまった風船のように行方が定まらない。乱気流にも飲み込まれ、ますます錯乱する。もはや肉体が欲する欲求に抗うことはできないのか。
 そして感情を否定してまで、はたして生きているといえたのだろうかと、理性は肉体の色に馴染みはじめる。風に身を任せてみると、空ぐらいまである感情の波が、タロウをさらって、身と心を癒着させた。
 彼女の喜ぶ顔が見たい。彼女の涙を見たくない。それが本当の願いなのだと、浮遊する感覚の肉体にじんわりと訪れてきた。
 もうすぐ死ぬ運命にある彼女なのに、いや、だからこそ彼女に希望を失ってほしくないのだ。
 目を閉じてもさくらの顔が脳裏を巡る。川辺で聞いた「どうすればいい?」とさくらの震えた声がタロウの耳の奥で反響する。目を開けるとさくらの寝顔がすぐ隣にある。
 このさい理性を捨ててみないか?心から発せられたその声が、肉体で木霊している。

 翌朝、さくらは慌しげに学校へ向かった。タロウはそれを見送ってから、彼女の家を出た。
 タロウは一人になった部屋で、じっとしていることができなかった。彼女を泣かせた織田という男が気になって、学校へ向かうことにしたのだった。
玄関を出るとき、さくらの祖母と目が合った。彼女はタロウの心をすべて見透かせているかのように、笑った。そしてすべてを知った上で、気をつけて行ってこいと言うかのようにうなずき、タロウを送り出した。
 時間はたっぷりと残されている。学校までの道のりは長いが、織田が絵を描くという放課後までに学校に到着すればいい。
 織田に接触してどうこうしようとかは、まだ考えていない。さくらの涙の理由を彼に会っても知れるわけではないだろう。だけど、心のなかにあるもやもやを紛らわせるためには、織田という男を無視することはできなかった。
 トラックを乗り継いで、学校に向かった。思ったよりも早く学校に着いた。
 タロウは校庭の隅で寝転び、下校の時間を待ってから、校舎に忍び込んだ。織田はさくらと同じクラスであろうと見当をつけ、彼女の情報にあったクラスへ向かった。
 外にいれば目立つわけではないが、建物のなかだとそれは当てはまらない。人間は勝手に作り出した空間に他の動物が侵入されるのを、極端に嫌がるものだ。
 人目につかないように、慎重に廊下を歩いた。タロウには職業柄人の気配がわかる。人の気配が向かってきたので、一旦トイレに隠れた。
 学校のトイレは不浄で、においがきつい。体が痒くなり、全身の骨を取り出して、洗いたい気分になる。
 なぜこんなところにいるのだろうか。なぜこんなことをしているのか。さくらを死に送る役目を与えられているのに、まったくの別人を探している。理屈や損得ではなく、なにかに導かれているように、意志が決定されている。そのことに対しての戸惑いは、理性を痙攣させるかのように胸のなかで常に疼いている。
 タイルの無機質な感触が肉球から伝わってくる。冷めた温度がタロウの感情を宥めようとするかのようだった。
 人の気配が過ぎた。吸い込んだトイレのにおいを排出しようと、息を吐き出してからトイレを出た。さくらのクラスへと向かう。先ほど校内図を見て、道のりを確認していた。
 学校というのは隔離的な雰囲気がある。無味で直線的な作りは、個人の特徴を削りとってしまうかのような鋭い視線を注いで、反抗させないように看守しているかのようだ。タロウは周囲から発せられる威圧する雰囲気に、借りてきた猫のように萎縮してしまう。
 三年生のクラスが並ぶ四階に着いた。生徒のいない教室で一休みする。窓から夕日が傾き、覗かれるようにタロウは照らされた。タロウの行動を否定している視線が浴びせられているように思えた。
 隣の教室がさくらのクラスだ。そこから人の気配がする。そのクラスまで足を進めた。
 まるで猫なら入っていいよと促しているように、ドアが体一匹分開いていた。
教室に入ると、学生服を着た男が腕組みをして、イーゼルに納まっているキャンバスと対峙していた。どうやら筆は止まっているらしく、身動き一つしない。
 この男が織田であろう。
 タロウは気づかれないように、彼の後方に忍び足で回り込む。絵を見ようと思っても、絵は斜め上に向いていて、この背丈では角度的に見ることができなかった。彼の後ろの机の上に飛び乗った。ガタンと物音がしたが、彼は気づいた様子もなく、絵とにらめっこしている。
 机に乗っても、織田が邪魔になって絵が見えなかった。タロウは角度を変え、絵を覗き込もうとしたが、どうやらこの机の上からでは、無理があるらしい。タロウは諦めて机から飛び降りた。
 タロウは教室の後ろから、織田の背中を眺めていた。彼がキャンパスに筆を走らせることはほとんどなく、考え事をしているように、頭を抱えている時間が長い。
 外が暗くなってきたころ、織田は立ち上がり、パレットや筆を持って教室を出ていった。しばらくして水の飛び跳ねる音が聞こえてきた。
 すかさずタロウはさっきの机に飛び乗った。彼の絵を見た。
 心が洗われる気分だった。鬱憤していた感情がすっと消え失せ、そういえば彼も人間だったなと、妙に納得した。
 未完成のその絵は、タロウには何を描いているのか容易に理解できた。完成図を想像すると、身震いするぐらいに楽しみに思えた。
 廊下に出て、彼を見た。パレットを水ですすいでいる。跳ね返った水しぶきを気にした様子もなく、懸命に洗う。まるで、タロウが彼に対して抱いていた、否定的な印象さえも消し去ろうとするかのように。
 これまで心のなかに停滞していたもやもやが消えると、光が射し込んできたかのように、タロウにある考えが芽生えた。
 彼女のためにできることがある。彼を認めることができたからこそのアイデアだった。
 想像すると、訪れた光と共に、彼女の笑顔が心のなかではじけていた。


#12へつづく

「クルイサキ」#12 

死神の用語

催眠
 ターゲットの心を支配し肉体を操ることができている状態。その状態になるまでは通常ひと月ほどの期間を要するが、ターゲットの心理状態が不安定であれば、それよりも短い期間で催眠状態に陥ることもある。

憑依 死神がターゲットに近づき催眠を掛けるため、人間界で使用する借りの姿に乗り移ること。憑依した肉体は使い捨てで二度と魂が戻ることはない。通常は野良猫を選択するが、人間に憑依する悪趣味な死神もいる。
憑依した肉体のまま死ぬと死神も一緒に死んでしまう。

「クルイサキ」#1 序章

「クルイサキ」#2 さくら1

「クルイサキ」#3 死神(タロウ)1

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