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手軽に飛距離アップを図る!

2021年ものこり僅かとなりました。丸一年コロナとの闘いに明け暮れた年になりました。

また新たな変異株も現れ、ずっとイタチごっこをしてるような状態。少しでもこの脅威を遠ざけられる世界になっていきたいですね。感染予防はしっかり行ってしっかり運動して過ごしましょう!

さて、今年のクリスマスプレゼント!手軽に飛距離アップを図ろう!です。曲がりは度外視!とにかく飛ばすことを目的にしてみます。

まずは知っておきたい飛距離の3要素

ボールの飛距離を決める要素は3つ『初速』『打ち出し角』『バックスピン量』です。この3つの要素を最適化することにより最大距離を出すことができます。

手軽に出来る方法としては打ち出し角とバックスピン量を最適化する事。ボール初速をあげるにはヘッドスピードとミート率をあげるしかありません。これは時間がかかってしまう。しかし、打ち出し角とバックスピン量はアドレスを変えるだけでも最適化できます。

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高く打ち出す+低バックスピン

これがとにかく飛ばすためには必須です。

まずはアドレスを見直してみます。

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多くのプレーヤーはドライバーはボール位置が左脚側にくるため、胸の正面をボールに向けたくなります。そのためこのように右肩が高く胸もターゲットより左側に向いたアドレスになりやすいです。

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飛ばす体制を作るためにまずは右肩が低く、背骨が少し右に傾いたアドレスをとります。こうすることで、スイング軌道がインサイドアウト+アッパー軌道になりやすくなるので高く低スピンのボールが打ちやすくなります。

右肩と左肩が並んだ三角形のアドレスではなく

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右肩が低い三角形のアドレスを作ってみましょう。

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この時、注意することがあります。身体は右に傾きますが右足体重にするのは❌。こうなると入射角がアッパーになりすぎダフったり、スピンアウトしやすくなります。

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ミート量を上げる右回り

よく言われるミート率。これは芯にあたった当たらなかったということではなく、ヘッドスピードに対して初速がどれぐらい効率的に出たか。という数字です。ですので、芯に当たるということもある程度大切なのですが、インパクト寸前のクラブ軌道が大きく関わってきます。

ミート率を効果的に上げるのはクラブを設計通りに動かすことで効率化できます。設計通りということは右回りということです。右回りを簡単に説明すると、バックスイングで上がったヘッド軌道よりダウンスイングのヘッド軌道がインサイドから降りてくる動き。これはクラブの偏重心の特性のため起こります。本来は勝手に起きてしまう動きなのですが、人間の力で抑制したり、バックスイングで運動を阻害することもできます。

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バックスイングではフェースがスクエア〜クローズ目に上がります。このフェースの向きになると自然と手元よりクラブヘッドがアウトサイドに上がります。

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そのままバックスイングしていくと、自身の中の感覚ではシャフトクロスしてる感覚でバックスイングされます。

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シャフトクロスからダウンスイングすると、ダウンスイング初動でクラブヘッドは背中側に倒れていきます。そうなることでバックスイングでのヘッド軌道よりインサイド側からヘッドが降りてきます。

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そしてインパクトを迎えます。右のクラブ軌道は自身から見て時計回りにクラブを動かすことになります。

この運動を取り入れることで、クラブフェースは開いてダウンスイングされそこからフェースを閉じながらインパクトを迎えることになります。インパクト以降フェースはどんどん閉じる方向に回転することになるので、当たり負けすることなくボールにエネルギーを伝えられるのです。当たり負けがないと初速も上がり、結果としてミート率もアップします。クラブ軌道もインサイドアウトの軌道になるのでしっかり捕まったドローが出ます。

画像では極端にしてますが実際のスイング時、ダウンスイングP6直前で、シャフトが右腕より下にある場合、振り遅れてるのでこのイメージを入れるとフックがきつくなったり、プッシュが止まらなくなる場合があります。

ダメな例↓

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まだ飛距離を伸ばしたい

さらに伸ばすにはヘッドスピードを上げるしかありません。体力面の強化も必要です。

スイングとしてヘッドスピードアップの可能性を上げるために、スイングを大きくすることで飛距離アップの可能性があります。

バックスイングで身体のセンターから腕の末端(手元)までの距離をできる限り遠ざける。こうすることで、スイングが大きくなり物理学用語を使うと『力積』を大きくできるので飛距離アップの可能性があります。

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このように身体のセンターから手元まで近いスイングではなく、

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スイングセンターから手元を出来るだけ遠くします。スイングアークが大きくなり、ボールに伝わるエネルギーも大きくなります。

注意ポイントとして、腕を遠くにするとき出来るだけリラックスしてスッとスピーディーに大きくしましょう。ここで力を使って大きなバックスイングをしても、ダウンスイングで力を入れられなければ意味がありません。

バックスイングのスピードを上げると比較的に大きなバックスイングがとりやすくなります。

飛距離アップを図ってよいお年をお迎えください!

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南田陽平|ゴルフコーチ
ゴルフというスポーツを追求し、レッスンや、競技ゴルフを行なってます。もっとゴルフを楽しく、上手くしたい!