南風原町の社会教育委員に混ぜてもらいました
#南風原 の #社会教育 委員の会議に混ぜてもらってきました!
私の親くらいの年代にあたる今の60代くらいまでは #地域 の #自治会 に参加して、#青年会 や #女性会 に参加するのは当たり前のことでした。保育園を地域の #公民館 が担っていたり、字毎の運動会で活躍できる人がスターだったり。娯楽もあまり多くなく、まだ復帰前で南風原町民というよりは字毎のアイデンティティがあって、家々も少ないので個々の集落も離れていて、地域の境目が今よりもっと明確だったのだろうと思います。今はすっかりこれらの環境も変わってしまっています。
その世代が #子ども会 の世話役をそのまま努めていて、私自身も 子ども会の活動が地域に主体的に関わる最初のきっかけでした。その世代に育てられて、小さい頃から地域の子どもを世話してくれる叔父さんや叔母さんがいたのを覚えています。
おそらく、その世代の方々の頃をピークに青年会、女性会、子ども会はそれぞれ人数も減っています。その一方で世代の方々が現役な #老人会 は元気です。今日の議題にあがったそれぞれの団体の課題は全て #担い手不足、会員不足でした。
地縁密着で年齢区切りで団体をつくる #地縁 型の団体は 主に以下の3つの理由により、これまで少しずつ衰退してきて、消滅の危機にあると個人的に感じています。(アカデミックな整理を踏まえているわけではなく、感覚的なものなので、この辺りはそのうちしっかり勉強したい)
①職住分離がほとんどで、車移動が主となり広がった行動範囲のもとでSNSを活用して趣味や関心の近い人らとつながれること
②共働きで夫婦ともに忙しく時間が少ない中で、メリットが不確実な地域活動への参加の意欲がわきにくいこと。
③娯楽が大量に溢れており、地域活動による楽しさの相対的魅力が減少したこと
その一方で地縁型団体が果たしてきた地域における #福祉 的な機能、 #災害 時の対応、共同作業による維持管理コストの分担などがどんどん弱まってもいると感じます。
交通弱者であると同時に情報弱者、災害時の弱者にもなる子どもやお年寄りなどは必然的に地域に根ざして暮らすことが現時点では求められてしまう以上、地域による支えあいは必要になるでしょう。
子育てサロンなどの小地域福祉ネットワークや学童や保育園の保護者会などは目的を同じくする比較的類似した属性を持つ人々が集まり、生活上の課題を共有しやすいように思います。
また習いごと教室や塾などの民間事業者も様々に育ち、地域に根ざした活動の蓄積があります。
今後、必要なのは目的や関心、課題を共有するいわゆる目的型の団体とこれまでの活動の蓄積から地域の中に多くのネットワークとノウハウを有する地縁団体とを如何にして結びつけていくかが問われているのだろうと思います。
そして、それらを結びつけるための場をつくり、そのつながりの中でともに地域の課題を学び、解決へとつなげていきながらも、そこに楽しさを追求するのを忘れないような形でコーディネートしていく役割が必要なのだと思います。それをなめらかにするのがデジタルによる見える化だと捉えています。
そういうことができるようになりたいと改めて感じます。そういう役割を果たすのが専門職としての「社会教育士」だと理解しているので、まずは地域の現状を把握しつつ、専門知も学んでいきたいと思います。
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