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豆/「季節の豆」

定番の「いつものブレンド」のほか、年に4回、「季節の豆」が巡ってきます。毎年、同じ季節に焼くようにしているので、ひとつの節目といいますか、今年も無事に迎えられたという喜びもあります。あわせてお愉しみくださいませ。

①春まち(2月ごろ~)
淡い苦み、ささやかな和らぎ

春まち

まだまだ冬の寒さが続くなか、早春の花が順に咲き始め、野鳥のさえずりが聞こえるようになる季節。ふと、窓辺の陽光がうららかに感じられたりします。「春まち」は、淡い苦みの奥に、ささやかな和らぎのあるコーヒーです。うぐいす餅やよもぎ饅頭といかがでしょうか。

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②夏みち(6月ごろ~)
ふとなつかしく、しみる深やき

夏みち

毎年かならず訪れる雨の季節。ブルーなものですが、雨音のはねる緑の風景に、ふとぼんやりしているときの気分は、妙に静かで穏やかだったり。やがて雨は上がり、夏が近づいてくるのを感じたとき、また違った青や緑が輝き出す瞬間もとても好きです。「夏みち」は、なんとなく懐かしい深やき。昔風のチーズケーキなどといかがでしょうか。

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③秋やき(9月ごろ~)
ふくらみのある、豊かな味わい

秋やき

夏の名残や冬の気配を切ってしまえば、「秋」という季節はずいぶん短くも感じますが、その移ろいこそ「秋」なのだと思えば、やはり長く愉しむことのできる季節です。芋栗なんきん、秋らしい菓子の豊かな味わいをイメージしてつくりました。

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④星々(12月限定)
悲喜交々の、優しい響き

星々

年の暮れには、冷えて澄んだ空気も相まって、しーんと想い巡らせたいことがいろいろと浮かんできます。悲喜交々の味わいに、ふうとひと息つきまして、なるべく優しい気持ちで暮れていきたいものです。甘いチョコレート菓子をひとつ、一緒にいかがでしょうか。

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おおよその焼き具合です

ざっくりといえば、「浅やき」ほど軽めに、「深やき」ほどしっかり仕上がります。当店の場合、どれを選んでいただいても、酸味はほとんどありません。

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