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【美術展レポ】TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション

2024年は、家族で月イチ美術展巡りをしています。日経おとなのOFFをみながら、ここに行きたいなあそこに行きたいな、と思いをめぐらし、家族の予定が合った週末に出かけています。


6月は、東京国立近代美術館で開催されている「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」
に行ってきました。

6月の週末も家族の予定がなかなか合わず、長女の部活の試合が急きょなくなり、ぽっかり空いた6月最後の日曜日。「いまだ!」とばかりに出かけました。



TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション


【東京会場】
会期:年5月21日(火)-8月25日(日)
会場:東京国立近代美術館
【大阪会場】
会期:2024年9月14日(土)-12月8日(日)
会場:大阪中之島美術館 4階展示室

TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション 開催概要


110人の作家による34組のトリオ
見て、比べて、話したくなる。


この美術展は、パリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、大阪中之島美術館に所蔵されている作品を、あるテーマでもって組み合わせて展示している、というちょっと変わった企画でした。

20世紀から現代にかけて活躍してきた、110人もの作家さんの実にさまざまな作品がありました。一同に鑑賞できるというのはなんと贅沢な企画なんだろうと思いました。

印象に残ったものを写真で紹介します。


#私たちくつろいでます


大胆にくつろいだポーズで、思い思いに寝そべるモデルたちを描いた3人の画家の作品が並べられていました。

萬鉄五郎の作品は、ポーズもさることながらお顔の描写も強烈でした。ゴッホやマティスといった西洋美術のトレンドをキャッチして、東京美術学校(現:東京芸術大学)の卒業制作として描かれたものだそうです。

ホームページに以下の記載がありました。

この作品は、作品保護のため一時的に展示を休止するそうです。事前に確認はしていませんでしたが、今回この作品に出会えて良かったです。

萬鉄五郎《裸体美人》は7月23日(火)〜8月8日(木)の期間、作品保護のため展示を一時休止し、8月9日(金)より展示を再開いたします。なお、休止期間中は萬鉄五郎《裸婦(ほお杖の人)》を展示いたします。

TRIOホームページより引用
アメデオ・モディリアーニ《髪をほどいた横たわる裸婦》
1917年、大阪中之島美術館

目が合ってドキッとしました。

アンリ・マティス《椅子にもたれるオダリスク》
1928年、パリ市立近代美術館
photo: Paris Musées / Musée d’Art Moderne de Paris

マティスの作品。当時はこんなくつろいだポーズを描くことがありえないことだったようです。

この作品をみた小3次女の感想。
「ママがいるよ〜。寝るときいつもこうだよね。」

はい、くつろいでいますよ。ベッドに入るときは最高のときですから。


#日常とアートのあいだ


日常生活で用いるものをアートにした立体作品もたくさんありました。写真がうまく撮れていなかったので、ホームページから引用しました。


こちら全部折り紙なんです。折り紙を丸めたものをつなぎ合わせてアートになるなんて、本当に驚きでした。


#とにかくいろいろある


この美術展は、110人もの作家さんの作品が展示されています。この作品もあの作品もといった感じで、とにかくいろいろありましたので、写真で紹介します。



5月に行ったデ・キリコ展でたくさんみてきたマネキンさんにまた会えました。

こちらは、ブランクーシ。
ブランクーシ展も行きたいなと思っていて行けなかったので、まさかここで会えるとは……。


マリー・ローランサンにも出会えた。


岡本太郎もありました。

奈良美智の作品は、とても大きな大きな作品でした。写真では伝わらないのですが……。


以上です。

数々の名画が取り揃えてあり、とても見ごたえがありました。鑑賞時間は1時間半ぐらい、小学生もたえられる量です。モネ展のような混雑はなかったのでゆっくり観れました。

国立近代美術館の常設展の方へは、子ども疲れたお腹すいたモードに負けてしまい、鑑賞できませんでした……。子連れあるあるです。


* * *


最後までお読みいただきありがとうございました。
美術展めぐりについては、美術展レポにまとめています。


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