ドイツ、コロナ規制緩和風景
2021年6月2日。
先週末は別世界にいるような不思議な感覚にとらわれた。土曜日に自転車で郊外からフランクフルトの旧市街に買い出しに出かけると、マイン川の両岸はいつにも増して人が多く、芝生にはところ狭しと腰を下ろすカップルやグループの群れがある。横並びの歩行者をかわしながらの走行は蛇行と停止の繰り返しとなった。
街中も活気が戻っていた。長らくひっそりしていたレストランは屋外営業を再開。路上のテーブルは夕方6時前という早い時間帯であったにも関わらず満席になっていた。
日曜日に走ったタウヌスの山麓も状況は同じである。厳しいコロナ規制が緩和された最初の週末を人々はやや高いテンションで満喫していた。
今年は不安定で気まぐれな「4月天気(Aprilwetter)」が5月末まで続いた。久々に晴天となった週末は2重の意味で解放であり、喜びはひとしおである。ワクチンの接種が順調に進み感染第4波が来ないことを祈らずにはいられない。
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