見出し画像

岡山。

友人でミュージシャンのMarinoさんから岡山のLiveを誘ってもらい、音楽鑑賞と旅行を兼ね1泊2日で岡山へ行くこと決めた
普段県境へ越えることの少ない私。念密に計画し前々から旅の予定を立てる、っていうのはあんまりないなー。逆に言うと数ヶ月に1回、突発的に「行こう」と県外へ出かけることのほうがよくある。(のでハプニングも多いけど笑)
今回は正にそのタイミングだった。
スケジュールをざっとみると
出発は5/25 夕方、帰りは5/27夜 (Live終わり)
でいける。
宿泊場所は気になっていた、とりいくぐる。Guesthouso & Lounge。そうだ、先日の読書会「Guest house」では、とりいくぐるの事例で語ったんだった。

marinoさんも偶然に参加

当日は友人と18時に出発した。話してるとあっという間で21時に到着しチェックイン。スタッフの方をみて、あ!
以前Noteで「ヘルパー制度について」を書いた時に卒業論文の発表をされていたスタッフさんだった。こんな形で会えるなんて
驚きと嬉しさ
チェックインの際に宿のこと、周辺のことの丁寧な説明を聞く。ぐるっと周りながら建物を360℃から眺めた。

こんばんは。

岡山夜の街へこれから繰り出すそうとしていたとき。「私たち姉妹店のラウンジ・カドに居ると思うのでよかったら後で見学どうぞ」とスタッフさん。前から気になってたけど、このときは営業時間外なので行けないなーと目を瞑っていたので何とラッキーなタイミング
ラウンジ・カドはこの日の最後に寄ろうと決め、お好み焼きとワインのお店「ラブソング」へ歩いた。日曜日の夜にも関わらず店内は人がいっぱい。立ち飲み席に座り美味しいねーって友人とわいわい言いながらお好み焼きを頬張った。それに合うワイン、って出されたオレンジワイン。もうペアリング最高ですがねー

岡山は晴れの国ですが今夜は珍しく雨。
山下達郎が切なく流れていた
しばらくすると店主のお兄さんが「カウンター空いたので座られますか?」と言ってくれ、お言葉に甘えてもうちょっと居座ることに。
隣3席は常連さん。カウンターで繰り広げられていた会話を小耳にして飲んでると不意に
「こちらのお客さん島根からで、Kitchiさんの紹介でうちに来てるみたいですよ!」
と拡げてくれて常連さんと繋いでもらった。
鳥取の美味しい焼き菓子の店 Kitchi
と云うのも、常連さんのひとりはKitchiチカさんの友人のようで岡山を拠点に間借りでお弁当の提供をしている にちにち さんという方だった。僕が最近知った岡山の店も知っていて話が盛り上がった。これぞ旅の醍醐味
帰る前にお姉さんから24:00以降もやってる素敵なバーを教えてもらい、そこで岡山1日目の振り返りをした(会話のほとんどは今夜は良い夜だったことについて)
見知らぬ土地は何処も新鮮で足がどんどん進む。けっこうな距離を歩いただろうな。帰りもあっという間で。宿からすぐ近くのラウンジ・カドへ最後寄らせてもらい中で楽しそうにしていた若者の皆さんとお話をし、床についた。

壮大な夢を見てハッと起きる。安眠できてもう起きようかな〜と手元のIphoneをみたらまだAM7:00。得した気分になった。
高揚感のまま外へ散歩しようと出かけたら小雨が降っていて引き返す

早起きしたから行動しよう。ラウンジ・カドでモーニングを間借りでしているmoni morningさんの美味しい朝食をいただいた。

ふわふわ卵サンド

店内のBGMは小坂忠
大きなガラス窓から通勤通学する人々をぼんやり眺め1日の予定を確認した。面白いことに奉還町商店街では朝早くからうどん屋、喫茶店が開いている。余泊のモーニングが営業して月日が経つと和多見通りもそんな風になるんじゃないかとワクワクしてきた。
朝ごはん屋で行きたいところが実はもうひとつ。友人に断りを入れて、本日2度目のモーニングへ。雑居ビルの2Fにある喫茶Danke。入るとすでに老舗感があり店員さんが明るくおもてなしをしてくれた。

バタートーストと中深煎り 600円

THE MORNINGではあるが逆にこの体験こそが貴重だと気づかされ。
朝のハシゴにも関わらず時計はまだ10時。幸福感と時間の関係は反比例するという説をはじめて疑った。
少し車を走らせ今度は問屋町へ。路肩に多くの車が路駐されていて何とも異様な光景だった。(ひとつだけ駐禁の張り紙が貼ってあった)
車を別のところに停め、目的の「くらしのギャラリー」へ入る。

島根は民藝が盛んな場所で、私は日頃から地元で作られた窯元の陶器やカップをたくさん見ている。ギャラリーには馴染のある島根で焼かれた素敵な窯がずらっと。備前焼のものも置かれていた。ライフスタイルの提案として本やエプロンやシューズもあったが、私はこれからの銭湯のことを考えて手ぬぐいをゲット

色もデザインもキュートなのよ

小腹が空いてきた(気がする)
今度はお昼ごはん。ちゃんと目星をつけていてcafe moyauへ。川沿いに立地されたこのお店は開放的で入りやすかった。2Fに案内され特等席をみつけてランチした。

すべてが優しいお昼ごはん

空気感も家具も造りもご飯もここはベスト。全てを参考にしたくなる。会計前に目に留まったここをコンセプトとされているmoyauのCDも一緒に購入
既に3食がお腹に入っている。歩いてみることにした。ここらへんは多分観光地で奥へ進むと岡山県立博物館がみえるも休館
また次回だね

3時を回っていた。お風呂に入りたくなり先ほどの手ぬぐいをもって「田町温泉」へと急いだ。ナビを見て話しながら進んでると日光で熱く一同はとにかく遠さを感じる。
「お風呂上がってからの帰りでこれは汗かくな笑」と内心思ったけど言うのは止めた。
大きなホストクラブの看板の少し先に目的の温泉は存在した。

内装もとにかく昭和。映画でこんなの見たことある。風呂上がりのコーヒー牛乳も全部が嬉しくなって、出てから数分後に汗をかいた。
会場に18時到着。開演まで1時間あったので軽めの晩ご飯を探した。彷徨いながら見回して歩いてるとさっと食べるにはちょうど良いアメリカンなお店を見つける。ここで看板商品のラーメンをするっと。
岡山って町ごとに空気感が丸ごと違うのよ
会場の城下公会堂へ戻ったころにはようやく始まりそうな感じで会場は埋まってきていた。
この日のLiveは
Luca Delphi /高井息吹/池村真理野/カナミネケイタロウ/山内弘太 
の編成。

僕の好きな折坂悠太重奏や民謡クルセイダーズなどで活躍されているミュージシャン、とにかくカッコいいSax奏者のMarinoさん、など楽しみでいっぱい。
会場の城下公会堂はカフェ。店内はこじんまりとしていて、こんなところで演奏を聴くのは良いだろうなー

たのしみ!

演奏のはじまりはMarinoさん、カナミネさん、山内さんによるアンサンブル。45分間の壮大な音のメッセージは色んな表情があった。低く、静かな。声なのか。サックスの音色もグラデーションしながら私は目を閉じて別のバーチャルな空間を想像していた。抗いと調和。どちらも聴こえた。今でも何だったのだろうか。音楽で認識しているものの別のレイヤーをみせてもらった気分に。

休憩を挟み、Lucaさん。行きの車もずっと流していた彼女のメロディは本当に心地よい。弦をゆっくりと弾きはじめ透明な歌声も一緒に会場を照らした。特に心に残ってるのは民謡。鳥取の貝殻節や長崎の花摘み歌のカバーオリジナルは美しかった。
そして高井息吹さんとバックバンドの皆さん。パフォーマンスに痺れる。ピアノを彈くように弾く姿や声の幅広い領域、独特のテンポ。開演前にちらっとお見かけした様子とは全く別で驚きだった。

最後は皆さんの素晴らしいセッションで終演した。入り口前にミュージシャンの皆さんが自然に集って話していて、近くでその光景をみれてにっこり。marinoさんにも挨拶できて会場を後にした。偶然にもこの地でも松江の知り合いが居て(しかも今度一緒に読書会する主催の方)、打ち合わせはじめ!みたいになりそうだったけど、ここは岡山。
一緒にごはんを食べて古着の話をしながら解散した。

ご縁の国、松江。もう驚きませんよ。

以上が、岡山の旅。
意外と頭の中に記憶が留まっている。
それくらい楽しかったんだなー
帰ってからはLucaさんのCDをずっと聴いてる

素敵な方でした。

それより1ヶ月前に行った、大分日田の旅行記も書きたい。
また整ったら更新しようっと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?