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あきらめましょう


新コロナウィルス感染が想像を超え拡がりをみせ、更に緊急事態宣言の延長が決まった今日ころのごろどうお過ごしでしょうか。

在宅勤務、テレワーク、引きこもり、学校の休校で思いもよらぬ育児三昧、
なんだか気分がスッキリしないという方も多いのではないでしょうか。


仕事や家事、やりたい事があるけれどテレビやYouTubeについつい気をとられ、子供の世話でいっぱいいっぱい、
気づいてみれば一日が終わっていた...あー、結局全部中途半端でモヤモヤ。そんな毎日のループでげんなり。


早くそこから抜け出して理想の状態で事が進めばいいのになと思ってしまいます。
今日は、家に引きこもりながらもスッと気持ちが軽くなるヒントを
ブッタの教えからわかりやすい紹介します。


それは、


「あきらめましょう」

ということです。

「諦める」と聞くと断念するとか、ギブアップするとか、投げ出すとかネガティブな印象をもって使われますが、
本来はブッタの教えである「諦観」が由来です。

諦かに(あきらかに)
観る(みる)ことからきています。
※諦→「真実」・「事実」の意味
※観→本質をしっかりみるの意味

つまり「諦観」とは何かというと
全体を見通して事の本質を見極め、
原因を明らかにした後に、
計画を立ててやれる事を淡々とやっていきましょうということです。
投げやりになるとかギブアップみたいなネガティブなもではなく、
実際は合理的でクールな考え方だと思います。


では諦めの4つのステップ、
1.現状を知ること
2.その現状を客観的に眺める
3. 出口をきめること
4.実行する

それでは具体的にみていきます。

1.現状を知ること
・諦らかの「諦」は、真実・事実という意味です。第一のステップとして
今感じているモヤモヤ、イライラ、不安を言語化していきます。
例えば
・テレビなどの雑音が邪魔して仕事が手につかない
・子ども騒がしい
・一人の時間が欲しい
・できるなら仕事中はカフェに行って環境を変えたい
・将来が不安でたまらない
(頭の中でやっても良いのですが、
言語化した事を忘れてしまうので紙に書き出すことをお勧めします)

2.その現状を客観的に眺める
・言語化(書き出した)現状を、
他人のケンカを遠目から傍観するように眺めます。
言葉にした現状とケンカしないように、自分の感情を交えずボーっと眺めます。
この時点で少し、冷静にスッキリしているかもしれません。

3.出口を決める
・自分でコントロール出来る事と
・自分でコントロールできない事
に振り分けます。
自分でコントロール出来る事を出口にします。

「テレビの雑音が邪魔して仕事が手につかない」のであれば、
・テレビをつけない
・テレビを捨てる 
・隣の部屋に移る 
・仕事の組み立てを考えなおす
など自分でコントロール出来る事があります

「将来が不安でたまらない」であれば、
・将来は誰にもわからないからコントロール出来ないに振り分けられると思います
・不安でたまらないのであれば、不安な気持ちに対処できる方法を探す事ははできます
そうやって精査します。

4.実行する
・出口を決めたら
コントロール出来ないことは諦めて
コントロール出来る事は淡々と実行する
という4つに纏まります。

「実行する」までが大切ですが、
「現状を知る」「現状を客観的に眺める」だけでも不思議とスッキリするのでおすすめです。
また「実行」までできれば
自己肯定感も高まり、今以上にシンプルで心地よく仕事や家庭での生活が送れる事と思います。

「正しくあきらめて」
「丁度よく頑張りましょう」
淡々と良くお過ごし下さい。

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