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#私

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等身大の自分。
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#体験談

社会人5年目の就活。僕は、就活をしたことがない

僕は就活をしたことがない。 大学を中退しているから、早々に新卒採用ルートから外れてしまった。 就活をしなかったおかげで、いや、就活をしなかったせいでもあるのだけど、それほど自分自身と向き合うことなく、言わば成り行きで生きてきた。 そんな人生をどこか「自分らしくて良いな」と思う反面、「このまま成り行きで生きてて良いのかな」とモヤモヤを抱えていた。自分と真正面から向き合うまとまった時間が必要な気がした。 あれから1年。 この1年間、人生で一番自分と向き合う時間を確保でき

小さな違和感や変化からはじまる

noteで文章を書くようになったおかげ(せい)で、何でも文章にしようとする習慣が身についた。 これから書く内容はその代表格のようなものだ。 - 3ヶ月前に、イヤホンを変えた。 元々AirPodsを2年半ほど使っていたのだが、本体の劣化と好奇心から、別メーカーのイヤホンに変えることに。 音質は同じで、新しく買った方にはノイズキャンセリング機能がついていた。 専用のアプリもあり、イコライザやノイズキャンセリングの種類をカスタマイズできたりと、性能面ではAirPodsを

万引きを疑われて、ブチギレた

という夢をみた。 - fin - おふざけはさておき、普段「夢」の内容なんてほとんど覚えていないけれど、あまりにも印象的だったので文章として残しておく。 ぼくは、これまでの人生でブチギレたことがない。 何なら、キレたことさえない。 キレたい心情になったことは数多あるけれど、お利口な人間に育ててもらったおかげで、今のところキレずに済んでいる。 これまで一度だけ本当にキレたい時があって、以前電車で理不尽に絡まれたことがあるのだが、その時は何とか自分の中のゆいPさんを抑

「もはや何したらいいか分からん」が一番苦しい

「挫折」という字を見る度に、これらの漢字・用語を考えた人はすごいなぁと感心する。 心が折れてしまう様子が、字から滲み出ている。 - 「今までで一番の挫折経験を教えてください」 採用を担当していた時、初対面の人にズケズケと聞いていた。 中学まではレギュラーだったのに高校のレベルについていけなかった、受験で志望校に合格できなかった、何度挑戦しても賞を獲れなかった。 誰でも、何かしらの挫折経験がある。 自分自身の挫折経験は何だろう。 - 学生時代、会社の創業に参画

何者かになりたくて、マルチ商法に片足突っ込んだ話

大学1年性の時、ぼくは典型的な意識高い系だった。 ただ、幸いにも、「意識高い“系”なだけではダサい」という感覚は持っていた。 「何か行動せねば。しかも周りの誰もやっていないような何かを」 そう思いながらも、大学生当時の自分にはバイトに明け暮れる以外の選択肢しか分からず、悶々とした日々を過ごしていた。 そんな折、同級生から「ネットビジネス興味ない?」とのメッセージが。 今だったら迷わず未読無視しているのだが、当時はその辺のリテラシーは全く無く、むしろ「待ってました!」