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#私

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等身大の自分。
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#就職活動

社会人5年目の就活。僕は、就活をしたことがない

僕は就活をしたことがない。 大学を中退しているから、早々に新卒採用ルートから外れてしまった。 就活をしなかったおかげで、いや、就活をしなかったせいでもあるのだけど、それほど自分自身と向き合うことなく、言わば成り行きで生きてきた。 そんな人生をどこか「自分らしくて良いな」と思う反面、「このまま成り行きで生きてて良いのかな」とモヤモヤを抱えていた。自分と真正面から向き合うまとまった時間が必要な気がした。 あれから1年。 この1年間、人生で一番自分と向き合う時間を確保でき

没頭できない、没頭しない

何かに没頭する、そんな感覚がいまだに分からない。 「ハマったことは何ですか?」 聞かれてみると、答えに窮する。 無いわけではない。けれど、“ハマる”という言葉で表せるほど熱中したものは無いかもしれない。 単に、継続した期間の長さが長いものを「ハマった」とするなら、いくつか心当たりがある。 けれど、何となく、70%程度のハマり具合という感覚。 他人の「ハマる」、「没頭する」という感覚は、言葉以外で知ることはできない。 ライブへ行ったりグッズを購入するほど、芸能人や

今はまだ、まどろみの中で

「今度、ご飯でも行こう」 一体、今ぼくは何件のご飯の予定を保留しているのだろう。 街でばったり会った時の別れのセリフを、どうしていつもこれにしてしまうんだろう。 社交辞令で言っているわけではない、と言えば嘘になるけれど、100%社交辞令とは思っていない。本当にご飯に行きたい気持ちはある。 それでも行かない、いやその約束を取りつけない理由はきっかけが無いからでも、誘う勇気がないからでもない。 どこか、会うことに後ろめたさがあるからだ。きっと。 過去お世話になった人、

何でもこなせると、何者にもなれない

自分は比較的何でも卒なくできる方だと思う。 選手育成系のゲーム(パワプロ君とか)で言うところの、1つや2つ「B」や「D」はあるにしても限りなく「オールC」に近い、そんな選手だ。 経験のないことでも、少しのインプットでそこそこできる。 ただ、“そこそこ”しかできない。 よく言えば、バランスの取れているタイプであり、かっこ良く言えばジェネラリストだが、何かに秀でているわけではなく、スペシャリストと言うには程遠い。 昔から、何でもそこそこできていた。 高校も大学も偏差値

やりたいことがない。「時間」がそう教えてくれた

大学生のうちは時間はあるが、お金がない。 社会人になるとお金はあるが、時間はない。 確かに、と思う。 これらの言葉には「やりたいことがあっても」という枕詞が、見え隠れしているように思える。 前者なら、やりたいことに注げる時間はあるものの、お金がないので多少の制限かがかかってしまう。後者なら、やりたいことをやれるだけのお金はあるものの、そこに割ける時間が制限されてしまう。そんなニュアンス。 僕自身は、これらの言葉の意味する「時間」・「お金」の制限をいずれもあまり感じた