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#私

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等身大の自分。
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2021年9月の記事一覧

万引きを疑われて、ブチギレた

という夢をみた。 - fin - おふざけはさておき、普段「夢」の内容なんてほとんど覚えていないけれど、あまりにも印象的だったので文章として残しておく。 ぼくは、これまでの人生でブチギレたことがない。 何なら、キレたことさえない。 キレたい心情になったことは数多あるけれど、お利口な人間に育ててもらったおかげで、今のところキレずに済んでいる。 これまで一度だけ本当にキレたい時があって、以前電車で理不尽に絡まれたことがあるのだが、その時は何とか自分の中のゆいPさんを抑

「もはや何したらいいか分からん」が一番苦しい

「挫折」という字を見る度に、これらの漢字・用語を考えた人はすごいなぁと感心する。 心が折れてしまう様子が、字から滲み出ている。 - 「今までで一番の挫折経験を教えてください」 採用を担当していた時、初対面の人にズケズケと聞いていた。 中学まではレギュラーだったのに高校のレベルについていけなかった、受験で志望校に合格できなかった、何度挑戦しても賞を獲れなかった。 誰でも、何かしらの挫折経験がある。 自分自身の挫折経験は何だろう。 - 学生時代、会社の創業に参画

何者かになりたくて、マルチ商法に片足突っ込んだ話

大学1年性の時、ぼくは典型的な意識高い系だった。 ただ、幸いにも、「意識高い“系”なだけではダサい」という感覚は持っていた。 「何か行動せねば。しかも周りの誰もやっていないような何かを」 そう思いながらも、大学生当時の自分にはバイトに明け暮れる以外の選択肢しか分からず、悶々とした日々を過ごしていた。 そんな折、同級生から「ネットビジネス興味ない?」とのメッセージが。 今だったら迷わず未読無視しているのだが、当時はその辺のリテラシーは全く無く、むしろ「待ってました!」

アプリで会った怪しい女性から、生き方みたいなものを学んでいた

緊張した足取りで、指定された新宿のカフェへ向かっていた。 緊張していた理由は言うまでもない。 マッチングアプリ登録以来、ついに一人目の女性と会うことになったから。 ではなく、「これから会う人に何か勧誘されるんじゃないか?」という、“男の勘”が働いていたからだ。 普段は頼りにならない男の勘も、この日だけは妙に冴え渡っている気がした。 学生時代、ネットビジネスの世界に片足を突っ込んでいたおかげで、「新宿のカフェ」という時点で怪しさを感じていた。 さらに、これは紛れもな

友だちと会うのに、理由なんていらなかった

いつから、目的とか意図とか理由とか、そういうものがないと重い腰を上げられなくなってしまったのだろう。 こうやって何でもかんでも意味を見出そうとするのが、大人になるということなのだろうか。 だとしたら、ぼくは子どもの面影を残すことなく、大人になってしまったのかもしれない。 「金曜日暇?」 友だちからの誘い。 何の件だろう、どうしてこのタイミングなんだろう。 「ネットビジネスの勧誘?笑」 さりげなく、ジャブを打ってみる。 「そんなわけw」と返信が来て、すかさず「ど

ズケズケ入り込んでくるやつほど信頼してる

いわゆる「友達」と呼べる人がどんな人か、ふと考えてみた。 一つ挙げるなら、「ズケズケ入り込んでくるやつ」だと思う。 何だろう、良い意味で遠慮しない、周りは気を遣って言わなかったり聞いてこなかったりすることも平気で言ってきたり(聞いてきたり)、とにかくズケズケと入り込んでくるやつ。 「本当、お前ってそういうところあるよな」 と、自分のダメな部分とか、決して良いとは言えない考え方や経験とか、そういうものを躊躇いもなく言ってくれる。 そういう振る舞いに「愛」を感じるのは、