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#余白 #ひと休み

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深呼吸。
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#趣味

コスパばかり気にしていると、余白が台無しになる

週6で働いて休みが1日、その1日の休みでさえ結局頭の中は仕事のことで一杯だったあの頃の方が、今よりも余白を有意義に使えていたのかもしれない。 それはそれはコスパの悪い休日だったと思う。 10時くらいまで寝て、起きて何もしない時間をしばらく過ごし、ご飯を食べて、動画を観て、カフェに行って本を読んで、帰りは散歩がてら2駅分くらい歩いて帰ってみたり。 「貴重な1日の休みで自分は成長できたのか」 「今日は明日以降につながる有意義な1日になったのか」 当時は本気でそんなことを考

最近、小説を読む気になれない

「趣味はなんですか?」と聞かれれば、たいてい「小説を読むこと」と答えていたけれど、どうもそれが難しくなってきた。 かれこれ半年くらい全く小説を読んでいない。 どれだけ日々忙しなく過ごしていても、小説を読んでいる時間は特別で、心身ともにリラックスできる数少ないひと時だった。 ただ、最近は小説を読む時間が「もったいない」と感じている自分がいる。 自分は、読み始めたらそのまま最後まで読んでしまいたい人だから、一冊読もうと思ったら、少なくとも2時間程度は必要になる。 その2

目まぐるしい日々に1冊の小説を

目まぐるしい日々を送っていると、ゆったりとした時間が恋しくなるし、ゆったりとした日々を送っていると、目まぐるしく過ごす時間が恋しくなる。 ないものねだりな僕らは、そうやって人生のバランスを取っている。 週5日以上働いて、週2日以下休む。 1週間はあっという間で、平日忙しなく働くと、休日はゆったりと過ごしたくなる。 けれど、家で何もせずぼっーとしていても、ネットサーフィンや動画鑑賞をしていても、物理的にはゆったりしているはずなのに、不思議と残るのは虚無感だけだ。 一応

好きなことでもサボりたい時はある

「へー、読書が趣味なんですね!」 「最近も何か読まれたんですか?」 「いや、実は最近全然読んでなくて...。」 趣味ってこんなもんだよな、とふと思う。 趣味だからといって時間の許す限りそれをするわけではないし、いわゆる「好きなこと」にも熱量の波やモチベーションの浮き沈みはある。 本当にずっとやっていられる趣味や好きなこと、というのはごく稀なように思う。 「好きなこと」と聞くと、ずっとやっていられるイメージを持つし、一生飽きない気がするし、それを仕事にできたら最高なの