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#余白 #ひと休み

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深呼吸。
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#独り言

都会の喧騒から離れても、都会にいた

都会の喧騒から離れても都会にいるような日々。 人混み、不必要な人生に対する焦燥感、不必要な言葉、リアルという喧騒から逃れようとして辿り着いた世界もまた、自分にはおそらく必要のない言葉や写真、映像で溢れていた。 地元、故郷。 幸い、そう呼べる場所があるけれど、いつしか、本当の自分でいられる場所に帰ってきた安心感よりも、優越感に近い安心感を感じたい自分がいた。 「ここなら都会で目立てない自分でも目立てる」 「あぁ、相変わらずここにいる人たちは野心も承認欲求もない」 どこ

自分さえ知らなかった未来に今自分はいる

階段を右足と左足で交互に、リズミカルに降りていくように、日々何かが心に浮かんでは消え、浮かんでは消えていく。それを言葉にする暇もなく。 言葉にしたくなかった葛藤。 言葉になれなかった苦悩。 言葉にすべきだった恋心。 そういうものほど案外消えずにずっと残っていたりするわけだけれど、消えてしまったことさえ思い出せないような感情の方が、きっと多い。 何かを忘れたり忘れたことさえ忘れてしまう、失くした分だけ拾っていく、人生とは意外とそういう繰り返しで、どれもが刹那的だ。 後に

コンテンツの流行りも消費もはやすぎる

ファストフードのようなコンテンツに慣れすぎて、最近ドラマを観るという“リハビリ”をしている。 「映画は長くて観れない」 なんて声を最初に聞いた時は、他人事のようにびっくりしていた。 ただ、そんな自分も映画を観なくなってから随分と久しい。 映画館から足が遠のいてしまったのはもちろん、サブスクサービスで映画を観ようとする時も、何だか覚悟を決めるかのように自然と深呼吸してしまう。 いよいよ最近は、動画でさえ1.5倍速で観るのが日常になってきている。 一体、自分は何かに追

「そのレザージャケット、お似合いですね」から、スタバのホスピタリティを考察してみた

最近ワケあってスタバに行く機会が多いのだが、スタバと言えばそのホスピタリティがよく注目される。 カップに書かれたメッセージ、接客時のコミュニケーション、SNSにもよくその様子が投稿されたりしている。 あいにく自分にはそれらの経験がなく、どこかレアな経験と思っていたのだが、ついに今日、スタバのホスピタリティなるものを体験した。 注文後、店員さんがレジを打っている最中にさらっと、 「レザージャケット、お似合いですね」 と言ってきたのだ。 「これが噂のスタバのホスピタリ

最近、小説を読む気になれない

「趣味はなんですか?」と聞かれれば、たいてい「小説を読むこと」と答えていたけれど、どうもそれが難しくなってきた。 かれこれ半年くらい全く小説を読んでいない。 どれだけ日々忙しなく過ごしていても、小説を読んでいる時間は特別で、心身ともにリラックスできる数少ないひと時だった。 ただ、最近は小説を読む時間が「もったいない」と感じている自分がいる。 自分は、読み始めたらそのまま最後まで読んでしまいたい人だから、一冊読もうと思ったら、少なくとも2時間程度は必要になる。 その2

やっぱり、「笑顔」ってステキだ

公私問わず、これまで様々なシチュエーションで、様々な人に会い、「初対面」というものを経験してきた。 学校のクラス替え、テニスのコーチや塾の先生、面接(される方もする方も)、商談(される方もする方も)、マッチングアプリ...、思い返せば様々な「初対面」があった。 初対面の方にピンとくるとは… について書いていただきたいです。就職活動やお偉いさんにお会いする時のような、なかなかド正直では居ることの出来ない状況で、相手が自分にピンとくるとは何なのでしょうか。 宜しくお願い致しま