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「黒子でいい」⑫50代のセカンドバージンから卒業記録

自分を愛する
自分を大事にする
感情に従う
自分のやりたいこと
自分の考え
本当の自分
自分を信じる

自分とは?

自分を見失い
自分探しの旅の途中
様々な講座やセミナー、本でみかけたフレーズ

あー
ここにも
ここでも

みんな言ってること同じ!!

文字としては理解できるが、
実際にどういうことか
意味不明だった

まず、感情
「喜怒哀楽」
というが
怒と哀はわかる(感じる)が
喜と楽はわからない

ヨロコビって?
タノシイってどういうこと?

理解不能だった

人生に不満しかないから喜びはない
楽しむことは罪くらいに
人生は修行だと思っていたから
楽しんではけないという先入観

自分を犠牲にして相手に尽くす
自分は二の次
自分は置き去りにして周りに気を遣う

気配りはぴかいち
良く気付く
相手のかゆいところに手が届く
先回りして動く
相手の考えていることを読んで動く

今思えば、他人の行動が気になってしかたなかっただけかもしれないと思う


だから
人が集まる場所では
重宝された
「便利、使える」と
いいように利用されていたのだが
ワタシとしては
必要とされていることが嬉しかった
何の価値もないワタシを必要としてくれている
そこに自分の存在価値を見出していた。

表舞台に立つよりは
裏方で主役を輝かせよう
それが生きがいみたになっていた

ワタシの人生は黒子でいい

自分の人生の舞台に主役不在
他人の人生の舞台の
裏方に走り回っていた
エンドロールに名前すら載らないのに

そこに報酬があればまだ救われたかもしれないが、
当時はお金を頂くということに抵抗があった。
(お金のブロックも酷かった)
他人のために動き役に立つ(つもり)が生きがいのように錯覚していた。

自分のことを考えなくていいから、逃げだったのだけど…(笑)

そのうちなんでわたしばかり…
ワタシにも気を遣って欲しい
という不満が出る

自分がしてほしいことを
相手にまずする

というような成功哲学みたいなものを知り
自分がしてほしいことをやったが
相手からは何も返ってこなかった
もちろん、見返りは求めているわけではないが
あげるばかりでもらうことがない
そうすると、枯渇する
なんでわたしばかりが…

ワタシも欲しい

ワタシなんかができることはみんなできる
と思っていたので
ワタシができることがなぜできないんだろうと不思議だった
そしてそれが不満となった

自分でなんでもできるように努力した
なぜ周りはできるようになるまで努力しないのだろうか

完璧にできるよう精度を上げる努力をする
その程度で満足なの?

逆に、自分ができないことを相手がやっていると
悔しいというか、自分も負けずにやりたくなる。
そこには好きとか得意とかそういうものじゃない
自分にないものは手に入れたくなる。
できるようになるまで努力するから、ある程度はできるようになる。
そしてそれをやって苦手意識を持ち、思うようにできない自分はダメだ
となっていく。
そもそもあなた好きじゃないことやってるよね
極めるというところまで行くのは、やりたい好きと思ったことだと
今なら気付く。

他人の人生のわき役はおろか
裏方に回り
他人の人生の陰に隠れつつ
他人の人生を歩く

自分の人生を歩むことを避けていた
誰にも気づかれない影の人生…

見た目が派手(な方)なのに
やってることが地味で目立たない
目立たないように
輝いている人の影に隠れる
そのちぐはぐさが、
逆に悪目立ちしていることも気づかずに…

髪の色を
「金髪」にしたいという夢があったが
仕事上できずにいた

退職を機に
「金髪」にした

もう、隠れようがない
着るものも
地味な目立たないものから
華やかなものに変えた

そしたら徐々に
黒子から
自分の人生の主役を演じれるようになっていった

そのあたりから
今まで否定し続けてきた
「女性性」というものを意識するようになっていった。

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