仕事が早いと思われるようになるために

自分はこれまでに何度か周りの人から「仕事が早い」と言われたことがあります。

ビジネスを行ううえでスピードはあらゆる場面で強みになると考えており、
そのスピードを兼ね備えていると思われているのは嬉しいことです。

個人的に実施してる早く仕事をするための意識やポイントをお伝えしたいと思います。


「パーキンソンの法則」と「時間によって上がる相手の期待値」を意識する

最初に意識的なことをお伝えします。

・パーキンソンの法則
・時間によって上がる相手の期待値

この2つを知っておくと自分の立ち振る舞いが変わり、周りからの印象も変わるかもしれません。

パーキンソンの法則
まず、パーキンソンの法則です。
有名な法則なのでご存知の方も多いかと思います。

出典:パーキンソンの法則: 克服して生産性を高める方法(https://asana.com/ja/resources/parkinsons-law)

数時間で完了できるとわかっているプロジェクトを締め切りの直前まで後回しにしたことはありませんか?それは、紛れもなく後回しの行為ですが、パーキンソンの法則の作用でもあります。私たちは、使える時間があれば、ついつい使い果たしてしまいます。時間をかけてタスクをゆっくりと完了させようとしたり、後回しにして期日の直前に仕上げようとしたりします。

やれば1時間で片付くのに期限まで1週間あるからなかなか手をつけずに、期限当日にようやく手をつける。
こういう経験をしたことある人も多いかと思いますが、これがパーキンソンの法則によるもの。

利用可能な時間をすべて満たすように拡大していく、
という考え方(という人の慣習かもしれません)。

意識しないとついもともと余裕があるのに、期限ギリギリまで何もしない、という状態に陥りやすいのが人間。

時間によって上がる相手の期待値
次に時間によって変わる相手の期待値。

何かを依頼されたとき、時間が経てば経つほど相手の期待値が上がります。こちらも多くの方が経験あるかと思います。例えば、会議で使う資料を依頼したとき、会議の前日の遅い時間になってもあがってこない、、そんなとき、これから致命的なミスがあっても直せない、きっとよいものが出てくるはずだ、と期待値が大きく上がります。
逆に時間が経過してない状態(図の左側のとき)であれば後に時間が豊富にあることもあり、期待値は高くなかったりします。

2つの観点をお伝えしましたが、この2つをもとに、

・ほとんどの人間はパーキンソンの法則に沿って期限ギリギリまで時間を使う
・時間が経てば経つほど相手の期待値が上がってしまう
→何も意識しないと期限ギリギリになってしまい、しかも相手の期待値も上がってしまう!?それって色々損しそう。。それなら意識的にスピード上げて期待値があまり高くないときにぶつけてフィードバックもらったりした方が色々効率よく進められそう。

シンプルにこう思い、大変な部分もあるかもしれませんが結果自分にとってメリットがあるのでスピードを意識、行動するようにしてます。
この意識の部分がまず大きいかもしれません。

どの仕事もフルスピードでやる必要はない、スピードを上げるべき仕事に絞ってスピードを上げる

意識について書きましたが、何もすべての仕事をフルスピードでやることはしません(全部の仕事をフルスピードだとすぐ疲弊してしまうかも)。

仕事には
・前例がない新しい仕事
・前例がある仕事
の2つがあります。

前者はこれまで周りの人がやったことがない新しい仕事、新企画等が当てはまり、後者は毎月会社に報告する報告資料だったり、日々のデータの集計業務だったり、これまでにやったことがある仕事。

この両者があった場合、前者の前例がない新しい仕事の際に特にスピードを意識して何よりも優先的に取り組んで1秒でも早く、50点~60点でもいいのでアウトプットを出すようにしてます。
逆に後者の前例がある仕事はそこまでスピード出さずに期限ギリギリに終わらせることもよくあります。

前例がない新しい仕事って文字通り前例がないので関係者がアウトプットイメージがついてなかったり、進めるとどうなる、が分からない場合が多いです。
未知な部分が多いため、時間が経って上がる期待値も他の仕事よりも高くなる。一方で、難易度が高い仕事ということもあるので、アウトプットが出てくるのも時間がかかるだろう、と周りが思うことが多いのでは、と思います

そこで周りの予想に反して早くアウトプットを出す(期待値の図の左の方で出す)と、インパクトも強く、仕事が早いと思われることに繋がる影響も大きくなると考えています。

例えば何かしらの課題を期限までに提出する、というような場合も当てはまるかと思います。以前、自分含めた数十名にとある課題が出されたことがあり、提出期限は3週間後。1週間後に提出したところ自分が1番目でした。きっと他の人は3週間後ギリギリに提出した方も多かったのでは、と思ったのと、課題を出した人からは早い人だ、と印象を持ってもらえたかと思います。
このときも1週間後に無理にやる必要はありませんでした、他の仕事もあったので、余裕をもって翌週の2週間後の週に対応してもよかったのですが、これも前例がない仕事。

・他の人はみんな期限ギリギリに対応するだろう
・課題を出す側も期限ギリギリに提出する人が多いだろう、と思ってるだろう
・そこで早く提出したら他の人とは違う印象を与えることができるだろう
と思って行動しました。

自分はタイピングが人よりも2倍3倍速かったり、そういうスキルがあるわけではありません。人がもともと兼ね備えてる考えや慣習(パーキンソンの法則等)を意識する、それを踏まえポイントを見極めてスピードを上げるべきときに意識的に上げる。

このような行動を続けると、恐らくそうでない人に比べ仕事が早いと思ってもらえるようになると思います。



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