趣味は読書です。と気軽に言いたい

本を探す時、どんな事を考えていますか。
書店でぶらぶらしなが、平積みされた表紙を眺めながら。
Kindleでおすすめされる本を見ながら。

いつからか、本を読む前に目的が生まれた。
「○○を知りたい」
「~の方法は」
「××に困っている」
果ては
「noteに感想文を投稿したい」


そうすると、本を選ぶ時から目的を達成するために「失敗できない」とプレッシャーが生まれた。

結果、答えが書いてそうなビジネス書や自己啓発本が魅力的に映ってきた。
しかし、それは何か違うなぁと心のブレーキが効いた結果、本を選べなくなった。

この本から得られるモノはあるだろうか
それは何だろうか
と、正解を掴もうと用心し、裏返すと失敗を恐れるようになった。

得るモノが無かったら、時間とお金が無駄になる。
そう考えるようになった。そんな自分が浅ましくて嫌になった。

ある日
「では、余暇で楽しんでいるSNSやテレビはどうか。」と思い至った。
得るモノなんて滅多に無い。でも見て(読んで)いる。
これらは、流れてくる。

本は、自分で選ぶ。

選ぶという能動的な行動に対する見返りがほしくなるのだ。

もっと気軽に選んで読書という趣味を楽しめばいいじゃないか。と思えた。

なので、得るモノが無くてもいい。
感想文も書かなくていい。
趣味に没頭できる時間を持つことが出来れば。

他の事を全て忘れて本の物語に集中することが、趣味なのだ。

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