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雑記「サブウェイは、渇きだ。」ほか

書きたい盛りのわたしたち

演劇をやりたい若者はいても、観る若者がいないというのを聞いたことがある。皆演劇への憧れ方としてやりたいが先行して十分に観ていないから、勉強が足りていないしそもそも文化として演劇が育っていかないと。

これ、おすすめ欄にとめどなく溢れるnoteの数々をみても同じことを思ってしまうんだよな。

この世の中にはブログと呼ばれる形式の文章が星の数ほどあって、そのうち日本語で書かれたものはごく一部。さらにnoteというサービスに投稿された文章なんてほんのひと握りで、そのうちの数パーセントにも満たない半自動の選りすぐりがおすすめ欄には無限にも思える数、表示されている(noteのおすすめはある程度中の人が人力で評価している部分もあるようだ)。

そのどれもが「物書きしたい!」という憧れや自意識に背中を押されているけど「noteをとにかく読み漁りたい!」という人の方が世の中に多いという気はしない、どうなんだろう。自分がそうだというだけの話だろうか。なんにせよ、私は書いているんだから、たまにはひとのを読んでみてもいいよな。軽率にいいねをつけてみよう。


サブウェイは、渇きだ。

サンドイッチチェーン・サブウェイが好きだ。

たまらなく好きで、一時期メニューを左上から毎日制覇してまた左上からスタートする「サブウェイ・ハイヌーン」をやっていた(別に一日で食べているわけではないのでハイヌーンでもなんでもなくただの日替わりだが)。

ただひとつ気になることというか、問題がある。

サブウェイでは野菜の量を増やす注文ができ、それぞれ「多め」「上限」の順に増えていって、絶対に上限を頼んだ方が得だ。だが、上限はたまにマニュアルがそうなのか「レタスをきちんと計量してグラム単位で限界ギリギリを攻める」店員さんがいるので、忙しい時にやると相当に時間を食わせてしまうことになる。

ゆえに最近は申し訳なくなって上限を頼めず「多め」に甘んじることが増えている。これが問題で、一度「上限」の可能性を知った状態でそれを破棄していることになり、まるで損したかのような気分がしてくるのだ。野菜は増やさずとも適正価格であることには違いないのに、野菜が山盛りの未来を潰している罪悪感がある。

おかげで最近はサブウェイに行くことが少なくなってしまった。上限が頼めない自分の気弱さに向き合うのが嫌だからである。

あぁ店員もただのバイトだと割り切ってどんなに忙しいときでも「パン焼いてー!上限!アクセント野菜多め!ドレッシング多め!」って言える人間だったらよかったのだろうか。

いや、そうはなりたくないなあという自分もいて、この人生はサブウェイに「欠乏」を感じ続ける罰を背負っているんだ。そしてこれが今後消えることはない。

サブウェイとは永遠に満たされない「渇き」である。


定住したくないという願望

私は物理的にも精神的にも同じところにとどまり続けるのが苦手で、息苦しさや刺激のなさを感じてしまう。これで得することより損することの方が多いのだが、もう今更性格の根本が変わることがなく、受け入れている。

同じ家に何年も住み続けるのが苦手で、定住したくない。いろんな街に行きたいし、いろんな生活がしたい。

今は首都圏に縛られているが、いずれどこか地方都市に住みたいと考えている。いろいろ思索を巡らせているが、本格的な移住をする前にお試しでウィークリーマンション的な物件を利用してみるのも手だなと感じた。

まぁお金はかかるんだけど。地方都市だったら一週間で5万くらいだろうか。うーむ。


新NISA、楽しい

以前お試しで旧NISAをやっていた経験があったため、そのまま先日新NISAを始めた。これがとても楽しい。S&P500と日経225の二本立てでインデックスファンドに積立投資をすることに決めた。

ある程度変動的に使える貯金が貯まってきたら(別に貯まってないけど)持っているお金を投資に回した方がよいと判断した。お金は持っているだけではどんどんと物価が上がって価値が落ちてしまう。それならば経済成長に合わせて価値が変わっていく株に変換して持っておいた方が損が少ないだろうと思っている。

とにかくローリスクローリターンが鉄則だ。損しないためにやっているので、大きな得を見込める投機性の高い商品を買っていてはリスクが大きい。税金のかからないNISA口座を開設し、手数料の少ないインデックスファンド商品を、手数料の少ないネット証券で、一気に買わずにリスクを分散して買っていく。こんなに投資初心者に優しい制度、やらない手はない。

投資の楽しさは「お金が増える」という部分にもあるのだが、それ以上に「経済に参加している」感を得られるという部分がとてつもなく大きい。自分が毎月少しずつ入れたお金が身の回りの経済に形を変えて泳いでいる感覚。ニュースを見れば米国株価、日経平均株価について毎日報じている。株価が上がった!あるいは下がってしまった!一体経済に何が起きているのだろうか。そんなふうに社会を「自分ごと」として見られるようになるというのが何よりのメリットだと思う(下がってしまった時も長期投資ならば直接的な損ではない)。

本当は入れるだけ入れ続けて気にしない、面白さのない投資というのがいちばんいいのだろうが、私の場合はやはりある程度楽しんだ方が続くと思っている。きっとこれが毎月同じ額の貯金だったら続かない。

私は正直長生きしたくないのだが、不幸にも人生が続いてしまった場合のリスクに備えてある程度資本が必要なのであらゆる方法でお金を用意しておこうと思う。

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