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こちらがウィーン最古の教会、聖ルパート教会

前回の聖ペーター教会

を、ウィーン最古の教会とご紹介しましたが、建築として現存している最古の教会は、こちら、聖ルパート教会です。

やはり、ウィーン北側にあります。

最も古い部分はロマネスク様式で、12世紀初頭とのことです。ロマネスク様式は窓が小さいということですから、塔の部分でしょうか。

北側から

この教会の立地ですが、二枚目の写真を撮影後、振り返って撮影したものが冒頭の写真で、ご覧の通り、低地部分はドナウ川ですから、河岸段丘のエッジとなります。

聖ルパート教会のルパートとは、7世紀のザルツブルク司教の名前です。

はい、塩の交易で栄華を極めたザルツブルク司教勢力が、ドナウ川を下ってここウィーンで8世紀か9世紀にかけて、聖ルパート教会を開いたのです。

聖ペーター教会と同じですね。

こういった宗教勢力の拡大というのは、日本の仏教でも見られます。面白いですね。

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