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間違った思考パターンが生み出す苦悩の原因

ITの仕事をしていると、不具合(いわゆるバグ)が発生してその報告をしないといけないことはよくあります。

もちろん出さないようにテストをしますし、レビューもしますが、そもそもテストに漏れがあってプログラミング自体の不具合だったり、前提が違ったり、要件の理解が正しくなかったり、色々な原因で不具合は出ます。

こんな時、本当はすぐに報告しないといけないのですが、躊躇している自分に気づくことがよくあります。

何かミスや失敗をして、それを報告しないといけない時、躊躇してしまうことは誰にでもあるのではないでしょうか?


私たちは子供の頃から、失敗したら怒られるという経験を積み重ねているので、怒られたくないという記憶がそうさせています。

もしくはミスを馬鹿にされて、恥ずかしい思いをしたという記憶かもしれません。

無意識で自動的に反応してしまうと、さらに記憶を積み重ねてしまい、将来同じような状況が起きた時に同じ苦悩を生み出す原因になります。

この負の連鎖を断ち切るためには、自分を俯瞰する以外に手段はありません。

ネガティブな思考、感情が生み出されている時こそ自分の思考、感情、姿勢、呼吸を観察して立て直す一番の練習になります。

立て直す時にしないといけないことは、姿勢と呼吸を正すことです。

なぜならネガティブな思考、感情に支配されている時は、その状態に相応しい姿勢と呼吸をしているからです。

自分自身に向き合い、誤った思考習慣を正しい思考習慣に切り替えて、間違った反応を生み出す原因を摘み取らない限り、人間は過ちを理解できるまで繰り返し何度も生まれ変わるそうです。

負の連鎖を断ち切るために努力するか、しばらくの間このままでいるかは、一人一人に委ねられています。

人間にとって人生は一番の師であり、魂(内なる声)を人生の羅針盤にし始めた時、マイナスをプラスに転じることができます。


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