規律ある日常の実践
前回のヨーガの個人指導の時、ヤマ・ニヤマがアーサナの前段階という話しを先生がされました。
ヨーガ・スートラには魂の意識に達するためのステップが説明されているのですが、1番目にヤマ(訓戒)という段階があります。
”人として正しく行動しなさい”と言う教えで、自分を甘やかして不節制をせず、自己中心的な言動を慎み、当たり前のことにも感謝し、自分の言動で他人を傷つけたり、迷惑をかけないようにすると言うことです。
言い換えると、生活を規律あるものにしなさい と言う教えです。
まるでお寺の修行僧に課される修行のようですね。
ヨーガを学び始めて一年目の時の哲学講座で、俗世間に居ながら、心は出家者のような態度で自分を律することが、現代人のヨーガの修行だと教えられました。
ヨーガの先生はヨーガは茶道、弓道、書道に道と言う言葉が使われているように、人生を通して学ぶ道と言われます。
英語で規律のことをdisciplineと言いますが、規律に従う生徒・弟子のことをdiscipleと言います。
日常を自分を律して生きていくことが、ヨーガの道を歩む弟子・生徒に必要な姿勢だと思います。
地道な努力と忍耐力が必要ですが、魂を目覚めさせるためには必要なステップです。
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