アーユルヴェーダの万能オイル:ギー(Ghee)の作り方
こんにちは。ヨガインストラクターのreinaです。
ちょっと疲れた時に「ギー(Ghee)」入りの紅茶はいかがですか。
今回は、体調を整えてくれる万能オイル「ギー(Ghee)」をご紹介します。
ギーは牛乳から水分を取り除いた純度の高いオイルで、抗酸化作用の高いビタミンA、ビタミンE、リノール酸、中鎖脂肪酸、短鎖脂肪酸など体によいものが豊富に含まれています。
特にギーの10%は中鎖脂肪酸が含まれています。この中鎖脂肪酸は一般的な脂肪酸よりも消化吸収がよく、体内で分解、燃焼スピードがはやいため蓄積されにくい性質があります。またギーは熱による酸化が起こりにくいので、料理やお菓子づくりにも適しており、風味もよくなり、本当に万能です。
通販でも手に入りますが、無塩バターを使って家庭でも簡単に作ることができます。バターを加熱して水分を取り除くため、常温保存が可能です。
簡単にできますので、ぜひ作ってみてください。
材料:無塩バター 200g
道具:ホーローまたはステンレス製の鍋
私の家はIHなので、IHの一番弱い温度に設定しました。ガスコンロなどの直火の場合は焦がさないように弱火で温めます。
すべて溶けきるまで温めて、液状にしていきます。
さらに温め続けると、パチパチ音が鳴り、小さな泡がでます。そして白いアクのようなものが浮いてきます。これをお玉ですくい取ります。
ぷくぷくと出ていた泡も次第に落ち着いてきて、甘い香りが漂いはじめます。
パチパチと鳴っていた音が次第に小さくなり、静かになったら火を止めます。透き通った金色になります。
お玉ですくえなかった鍋のふちに残ったアク等を取り除くために、ザルにキッチンペーパーを敷いて液体を濾します。コーヒーフィルターでも代用できますが、アクのようなものはベタベタしているので、フィルターが詰まって時間がかかります。先にキッチンペーパーで濾してからコーヒーフィルターでもう一度濾すときれいなギーになります。
煮沸消毒したガラス瓶に詰めたら出来上がりです。
パンに塗ったり、炒め物に使えます。寝る前にホットミルクに小さじ一杯入れて飲むとお通じもよくなります。
アーユルヴェーダでは、トリ・ドーシャという3つのエネルギーのバランスが乱れると病気になると考えられています。季節の変わり目は、ドーシャが変化するのでバランスが崩れて体調不良になりやすい時期です。
朝、ギーを小さじ一杯を口に含み、お白湯で飲むとアグニ(消化の力)を助けて、一日を気持ちよく過ごせます。
ちょっと疲れた時にも、紅茶にギーをいれて飲むと、ホッと幸せな気持ちになります。
ギーは健康促進効果に加えて、料理のおいしさアップとしても最高ですので、取り入れてみてはいかがでしょうか。
アーユルヴェーダは、セサミオイルを使ったオイルうがい、オイルマッサージなど他にもたくさんの健康法あります。また今回ご紹介したギーを使った料理なども紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
今日もよい1日を。
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