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第四チャクラの話(心の開き方がよくわからなくなっている方へ)

第四チャクラはサンスクリット語でアナハタチャクラといい、英語ではハートチャクラと呼ばれる。色は緑。

胸の真ん中、心臓のあたりに位置し、「思いやり」「許し」「寛容さ」「共感」「気遣い」「理解」「愛」などの気持ちを司るところ。

心臓が体で最も大事な器官であるように、第四チャクラは一番大事なパワー、愛を作り出すところ。


ハートは魂の所在地。スピリチュアルの本質があるところ。心を開き、仲間とつながるところ。喜び、結束し、笑い、愛する。それを周りの人たちと分かち合う。第四チャクラが活性化されるとこういった楽しみが生まれ、人生の自然な流れを感じ、自分自身が何に幸福を感じるか、そして魂の目的が理解できるようになる。あらゆるものと繋がり、自分はもちろん他人を信頼することができるようになる。

ハートが開いていると、コミュニケーションの中で、相手の良さを見出す能力が高くなる。あらゆる人の中に美と神を見出し、自分の弱さも大目にみます。ハートが開いている人がいるだけで、癒しと安心感がもたらされます。
おばあちゃんはハートが開いている人が多いですね。

ハートが開いている人は、いつも「問題」よりも「解決」に目が向けられているんです。ポジティブな結果を生み出そうとします。私はまだまだ問題に目を向ける反応をすることが多いな・・。まずはここから心がけようと思います。

ハートのバランスが取れている人は、のんびりしていて、寛容で礼儀正しく、周りにいると気持ちが落ち着きます。温かく、癒しの炎のように人を引き寄せます。思い浮かんだ人はいますか? その人の周りにいるとももっと深く楽に呼吸ができるようになるな人。

私の母親は働きながら私を育ててくれたので、精神的な余裕がない中で子育てをしていたように見えました。子供時代の私からみた母は第四チャクラ(アナハタチャクラ・ハートチャクラ)が硬い人ように感じたけど、おばあちゃんになった母は、第四チャクラがしっかりと機能した人そのものです。

子供たちと実家でのびのび裸足で遊んで、田舎なので広い庭で走り回り、山に冒険に行き、健康的な食事をし、帰る頃には寂しくなって、いつまでこんな週末を楽しめるんだろうと思っちゃう。j-waveで野村訓一のど渋なしゃべりと、ゆるくて心地の良い音楽と共に帰路につく。日曜日の20:30。私たちの第四チャクラが最高に喜ぶ時間。

第四チャクラと言えば。で思い浮かべてもらえる人になりたい。母のようになりたいと初めて思った45の春です。


恐れや痛みから自分を守るために第四チャクラにフタをすることもあります。特に若い頃は傷つきやすいので、フタをすることが多くなりますね。フタをすると、いいものも悪いものも区別なく遮断してしまうようになります。固く閉じてしまうんですね。

そうすると誰かとの親密な関係を避けるようになります。感情を抑えたり、人を遠ざけてしまったり。慎重で用心深くしてしまうんですね。批判的になり、疑い深く、防御的になってしまう。

その根本は、恐れがあるため。傷がついているんです。自分の傷を隠して、無常で鉄のような外見を装いその弱さを隠している。そして拒絶される恐怖から他人を追い払ってしまう。悪循環ですね。

子供時代の悲しい経験、物質主義、自暴自棄、裏切り、家庭崩壊、薬物アルコール依存、これらは第四チャクラを固く閉ざしてしまいます。ハートが閉じると、自分の苦しみに没頭してしまうため、周りの人の気持ちには鈍感になる。誰でも過去に傷ついた経験があるのて、ハートが閉じた人といるとその傷を思い出し、自らも防御しようとする。ハートが閉じた人の周りではマイナスのドミノ効果が出てしまうことがあります。

ハートが閉じた人を責めるような言い方になってしまいましたが、ハートは大なり小なり硬い部分をみんな持っていると思います。私は20代の頃、心の開き方がよくわからなくなってしまい、頭で考えてどうにかしようとしていたら人と話すときに顔が引き攣るようになりました。

この引き攣った顔を見て、相手の人が嫌われていると思ったらどうしようといつも心配していました。その頃を振り返ると、体を動かしていなかったし、人生の目標になるようなこともなく、恋愛に依存していて、思い出しても嬉しい気持ちにならない過去。

人生の目的、大事なものがよくわからなくなっていたんですよね。当時を振り返ると、ハートチャクラはガチガチで、自分のことしか考えてなかった。恋愛も相手が好きというよりも、その相手といる自分が好きで、相手を愛しているとはとても言えない未熟なものでした。

ハートが硬くなったドミノ効果のせいで今日も世界中の人が小さな争いをしていて、小さな争いだけでなく戦争が起こるのも、不安から自分の苦しみだけに没頭した結果なのではと考える。


ハートを開く方法をいくつか並べてみます

・仕事でも、習い事でも、そのコミュニティにいる新人さんを助けよう
・愛されていないと感じるたびに自分の赤ちゃん時代の写真を眺める
・あなたが傷つけた人に謝る
・自然の中で休日を過ごす
・誰かがお願いごとをしたら「喜んで」と答えてみよう
・両親に自分を愛しているか聞いてみよう(ハードル高いけどめちゃくちゃ効果があります。泣いていたインナーチャイルドが泣き止むかもしれない)
・ボランティア活動をする
・寄付をする
・お年寄りの手助けをしよう

そして、思いっきり生きましょう。
残り時間はわからないから。
今を大事に。
ずっと続くなんて約束されていないから。


第四チャクラがうまく機能していると、肉体的には心臓、循環器、胸、動脈、そして血液の流れはスムーズになり、心臓のリズムは規則的になり、動脈が広がります。

では、ヨガで第四チャクラにアプローチする方法を紹介して終わりにします。

胸を開く、肩を開く動き、後屈が効果的です。
そうすると、相手はもちろん自分自身も許すことができるようになります。

  • コブラのポーズ

  • アップドッグ

  • 橋のポーズ

などで胸を開き、ポジティブなエネルギーをチャージしましょう。体の使い方と心は繋がっていて、背中が丸まった姿勢の悪い状態では落ち込んだ気分や、暗い気持ちをもたらしますが、反対に胸を開いて上を向いている状態はポジティブで明るい気持ちをもたらしてくれます。



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