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セサミオイルについて

セサミオイルは、私たちの最大の器官である肌を癒し、筋肉を強く、髪をなめらかにしてくれます。また、パソコンやスマートフォンなどで過敏になった神経系を落ち着かせてくれます。そして、温める作用があるので冷え性の方にも適したオイルです。
アーユルヴェーダでは「ヴァータ」と呼ばれる性質を下げる働きがあると言われています。これはヴァータがアンバランスになった際に体に起こる、冷えや乾燥、便秘、睡眠不足、食欲不振、気持ちが落ち着かないなどの不調を癒してくれます。
この記事では、主にアーユルヴェーダでのセサミオイルの体に作用する働きと選び方、簡単な使い方について紹介しています。
セサミオイルを初めて使う方は市販の少ない量のものから試してみると良いと思います。
定期的に使うようになったら、ご自身でもマッサージ用にオイルの浸透を良くする熱処理のやり方を「マッサージ用ごま油の作り方」こちらの記事で紹介してますので参考になさってみてください。

セサミオイルのはたらき

身体を温める

セサミオイルの優れた温性は、手足等の冷え対策に最適です。冷え性さんや暖かい地域でもエアコンから足元が冷えている方も多いですが、夜の入浴後にセサミオイルを足裏に塗布し、軽くマッサージがおすすめです。オイル塗布後20分程リラックスしてオイルを身体に浸透させます。
また、月経痛がつらい時は、仙骨周り、下腹部、足の付け根、臀部に塗布すると痛みが和らぎます。

保湿

頭皮や髪、肌の保湿はもちろんですが、鼻腔や口腔内、うがいなどにも有効です。
アーユルヴェーダでは起床後に行う鼻洗浄の後に、鼻腔にセサミオイルを1滴垂らして鼻腔内に潤いを与えます。春や秋の花粉の時期や、冬場で空気が乾燥しているときなどにも鼻腔内を心地よい状態しにしてくれます。
また、歯磨きをした後に、セサミオイルを口に含み、歯と歯茎全体をすすぐことで虫歯予防にもなります。(すすいだオイルはティッシュなどに吐いて捨てます。)

子宮の浄化

セサミオイルは『子宮の浄化を促す』ともいわれています。重い月経痛などには仙骨周辺や臀部のマッサージをするとかなり良くなります。
妊娠中の妊娠線予防や、陰部のオイルケアにもおすすめです。
オイルケアで女性特有の不調が楽になった!という声もよく聞きます。
しかし、婦人科だけに限りませんが、痛みや体の重だるさや不調の裏には、重篤な病気が潜んでいることもあります。
ヨガやアーユルヴェーダ、東洋医学、自然療法、ナチュラルヘルスに興味がある女性の中には、西洋医療を避ける方もいらっしゃいますが、静かに悪化して手遅れになり手術で子宮や大切な器官を失うだけでなく命を落とされる方もいます。自己判断だけで行わずに「何かおかしい」と感じたら、専門医にかかることを強くお勧めします。

神経を落ち着かせる

首や、肩、後頭骨、こめかみ、耳まわりの辺りに塗布すると、緊張状態を緩和してくれたり過敏になった神経を落ち着かせてくれます。頭や首の凝りが軽くなり、思考がクリアになります。気持ちがそわそわして落ち着かないときや緊張しているときなど、少し問題から距離を置いてご自身の内側に目を向けて静かな時間を過ごしてみてください。

頭皮や髪の健康

頭皮に塗布し、マッサージを行うことで頭皮や髪の乾燥予防やフケ予防に。
血行が良くなることでや発毛・育毛にも良いといわれています。
頭頂からオイルを浸透させると、顔のくすみや血色をよくし、顔全体が明るさが増します。

オイルケアの準備とオイルケア後について

オイルケアに必要な準備
部屋で行う場合は身体が冷えない温度に室温を設定し、浴槽などで行う場合は床に滑り止めになるものなどの準備をします。
オイル塗布やマッサージを行なうときは、汚れても良い衣服やバスタオルなどの大判なタオル、フェイスタオル、締め付けのない靴下を準備しておきます。かなりオイルがベッタリつくので捨てても良いものを使用すると良いと思います。

オイルケア中の過ごし方
必要な箇所にオイルを塗布したら、最低でも20分程リラックスしてオイルを身体に浸透していくのを待ちます。

オイルケア後
ホットタオルで拭き取るか、そのまま眠ってしまっても構いません。温かいシャワーで洗い流すときはボディーソープなどは使わずにお湯だけで流しましょう。足裏のケアの後は特に浴室で点灯などしないように気をつけてください。


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