白浪五人男の相談と気味の悪い虫

林家正雀師匠と古今亭菊志ん師匠、やきもちの女将、わたしの4人で白波五人男の言い立て発表会をしようという相談。正雀師匠が一番張り切っている。「わたしはお嬢吉三だね」と言うと笑われるが、決定。台詞の七五調の美しさ。白浪五人男の作者、饗庭篁村(なぜかそういうことになっている)は明治時代と思っていたが、やはり江戸の戯作の名残を色濃く受け継いでいるのか?と疑問を提示するわたし。iPadで生没年を調べてくれる菊志ん師匠。江戸末期に生まれ明治時代に活躍とわかり(ほんとのところどうなの?)、一同納得。そんな折、不気味な虫を机の下にみつけて慄く。巨大な蜘蛛のようでいて、自身の周囲に糸を球体に巡らせ、虫本体は中心にいて回転しながら進んでいる。

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