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新しい地平線/KennyHooplaについて

KennyHooplaというミュージシャンを知っているだろうか。
アメリカのCleveland出身でWisconsin州を拠点に活動する20代のソングライターだ。

Kenny Hoopla

2020年5月にEP"how will i rest in peace if i'm buried by a highway? //"がリリースされた。80年代のニューウェイブや、The DrumsやTWO DOOR CINEMA CLUBなどの2010年代のインディーロックからの影響や、近年のトラップやヒップホップからの要素も盛り込んだ曲もあり、新時代のオルタナティブロックのあり方なのではないかと感じる。

EPに収録されている”sore loser//”はプロデューサーにDay Waveが参加しており、ドリーミーで哀愁のある楽曲に仕上がっている。
また、MVもフィルムで撮影されていたりと、映像から現代のユースカルチャーの反映や、趣向性のようなものを感じる。

そしてEPのタイトル曲でもある"how will i rest in peace if i'm buried by a highway? //"は現在YouTubeで150万回以上の再生されている。
まさに今が爆発前夜だ。
また、コメント欄や記事でも見かけたし聴いている人の中でも気づいた人はいるかもしれないがUKのロックバンドBloc Partyの1stアルバム"Silent Alarm"とよく比較されている。

確かにサウンドや、Bloc PartyのボーカルのKele Okerekeが同じ黒人のシンガーであることやシャウトする発声の仕方など近い部分は感じる。
しかし"Silent Alarm"は間違いのない名作だし僕個人としてもウェルカムで、コメントの大多数もウェルカム状態なのだ。みんなこれを待っていた。
そしてそれだけではなく、彼にはそれを超えていくエネルギーがある。きっとそんな1stアルバムをリリースしてくれるのだろう。


これから彼がどんな活動をして、音楽を作っていくのか目が離せない。
いや、きっと嫌でも目の前に現れるようになるだろう。
そんな予感で胸は一杯だ。
2020年代、音楽は鳴り続ける。


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