番台で働いております
都内荒川区の千代の湯の番台をしております。番台とは銭湯でお金をもらったりする窓口のようなところで、お客さんとお話ししたり、レジを打ったりお客さんが倒れたら対応したり色々やります。
番台から見える景色
番台にいると色々な話が聞こえます。予防接種や家族、近所のお店屋さんについてなどの話声が聞こえてきます。銭湯が町の集い場にもなっているのだと思います。また、常連同士では「今日〇〇さんいないね」などと生存確認と言ったら大袈裟ですが、お互い心配しあったりする場にもなっております。地域の繋がりを感じる素敵な空間だと思います。
銭湯の価値
銭湯の客層は年配の方が多いと言われております。実際に番台をやっていてもかなりの確率で年配の方が来店されています。定年退職され今は仕事をされていない方が多く、そのような方々はなかなか人と話す機会がないため、銭湯がそこの役割を担っております。
他の銭湯の番台で働く
昨日、本日と荒川区の梅の湯でも番台をさせて頂きました。梅の湯さんの方がお客さんが多いのと入浴券以外のグッズやドリンクの種類が多く、仕事内容は大きくは変わりませんがとても勉強になりました。銭湯によってお客さんのタイプも違うので、脱衣場や休憩所の雰囲気も違いとても貴重な経験でした。
これからの銭湯業界
現在は銭湯の数が減少しておりますが無くなることはないと思っております。銭湯には体を奇麗にするだけではなく地域の繋がりの場としてのニーズがあるからです。
銭湯業界ではお子さんの入浴料を下げたりと、より社会がよくなるための動きもあります。もっと銭湯の魅力が伝われば良いなあと思います。
最後に
私はまだ銭湯業界で働きだして長くはないですが、関わりだしてから銭湯の魅力をたくさん感じております。今は家庭用風呂の普及などにより銭湯数が減少しておりますが、銭湯には人と人を繋げたり、自律神経を整えたりまだ世に伝わりきっていない様々な魅力があります。だからこそその魅力をもっと広げていけるようこれからもたくさん発信して、伝えていこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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