VR部屋をスポンジマットにした結果

結論から言うと、かなりよい。一方で、やる前には思いもよらなかったデメリットもあった。
なのでここにその詳細を書いておこうと思う。

やったこと

VR部屋は10.5畳ある。落ちているのはValve Index。

写真の通りだ。ヨドバシで8枚入り700円で買えるスポンジマットとかジョイントマットとか呼ばれているものを床に敷き詰めてみた。

https://www.yodobashi.com/product/100000001001865139/

よりよいVR生活を目指して2ヶ月前ほど前にこの部屋に引っ越したのだが、集合住宅で床をドタドタ踏み鳴らすのは気が引けるので思い付きでやった。

よかったこと

静か

実際静か。遮音性は無いだろうが、足音は確実に軽減される。フローリングのままだとラジオ体操でジャンプする度にズンズンいうのでちょっと躊躇ってしまっていたのが、全然気にしなくていいくらいになった。普段の歩行もなんの遠慮もなくなる。ものを落としても静かだし。

替えが効く

うっかり何らかの液体とかをぶちまけても、簡単に交換できるので気が楽。1枚100円もしないので使い捨てできる。
ふかふかのカーペットにカレーでもひっくり返してしまった時のことを想像してほしい……もう怖くて戻れない。

温かい

フローリングの床は冷たい。引っ越した時期が真冬だったのでフローリング直はかなりつらい。マットがあるとカーペットがいらなくなるのでとてもよい。
夏にどうなるのかはまだわからん。
(2022/07/02 追記：毎日アホみたいに暑いがマットがそれをブーストしているということは特にない。冷房を付けても床が冷たくならないということは空気だけを効率的に冷やせているのでは？　これは断熱性によるメリットだろう)

床に座れる

これもカーペットの代わりという話だが、どこでも座ってストレッチやプランクができるのがよい。
VRChatだと特に立ち位置に気を遣うことが多いので、それが軽減されるとストレスも減る。素晴らしい。
ちゃんと毎週掃除しているという前提はあるのでできない人はだめです。

よくなかったこと

静電気がすごい

これについて書きたくてこのnoteを作ったといってもいい。
スポンジマットの静電気、すごい。
静電気がすごいというのは単にパチッと来るとかいうしょうもない話ではない。掃除機が効かなくなるのだ。フローリングでは普通に吸えてた髪の毛やホコリが、吸えない。MAXパワーにしてゆっくり動かしても、まるでワックスでうっかり埋めてしまったかのように張り付いて動かない。
コードレスの安めな掃除機だからかもしれないが、この張り付きっぷりはダイソンでもつらいのではないだろうか。

しかも、掃除機のブラシがおそらくこの帯電質を悪化させている。かけていると、手のひらに静電気がバリバリ来るのだ。あまりに来るので最初は不良品で漏電したのかと思って焦った。でも他の場所を掃除している時には起こらないのだ。明らかに、マットの上を掃除している時だけ、掃除機がピカチュウと化して電撃を連射してくる。やめんか。

マットの下全体にアース線でも行き渡らせればいいのかもしれない。でもさすがに面倒なので諦めて粘着テープのコロコロを使っている。
コロコロはよく効く。

(2022/07/02 追記：静電気シーズンが終わって夏になった結果、静電気は大幅に軽減された。普通のホコリなら問題なく吸えるようになった。やれやれ。VR用に髪をベリショにしてしまったので長い毛だとどうなるのかは結局謎。誰か試したら教えてください)

キャスターが沈む

VRあるところにPCありである。当然椅子がある。これがよくない。
スポンジは柔らかいのでキャスターが沈み込んで動かなくなるのだ。
しょうがないので上にBauhütteの一番硬いマットを敷いたのだが、やっぱりちょっと沈む。2ヶ月ちょっとでこのベコベコマットである。

ていうか掃除機かけた直後なのにホコリまみれである。マット越しでも張り付く静電気パワーよ。

諦めて椅子の周りだけマットを外すか、滑らない椅子にするしかないと思う。さもなくばもっともっと硬いマットを敷くか。うっかり踏み外したら転倒しそうだが……。

まとめ

総じて、おすすめはできる。しかし一定の意外なデメリットもある。
特にVRのために引っ越しを考えている人は、椅子とチェアマット、掃除機について慎重になるべきだろう。

あとマットの上にPCを置く場合はアースをサボってはならぬ。床から逃げないから帯電したら多分終わるぞ。もちろん怖すぎて試してはいないが……。

それではよいVRライフを。