2020/7/17 「遠い空の向こうに」
原題:October Sky
監督:ジョー・ジョンストン(ジュマンジ、キャプテン・アメリカ/ザ・ファース
ト・アベンジャー)
脚本:ルイス・コリック
ホーマー・ヒッカム・Jr
キャスト:ジェイク・ギレンホール…ホーマー・ヒッカム
クリス・クーパー…ジョン・ヒッカム
ローラ・ダーン…ライリー先生
エリヤ・バスキン…ビコフスキー
※多分ネタバレしてます。
前回最後に感想書いたの一ヶ月以上も前なのね、げげげと思いながらnoteを開きました。
いやあああ、良い映画。
ジェイク・ギレンホールが好きで前々から観たいと思っていた「遠い空の向こうに」がNetflixにきていたので、思わずポチッと再生ボタンを押してしまったら、まあびっくり笑
有名な俳優さん方めちゃ出てるじゃないですか笑 ローラ・ダーンとか本当好きなんですよ、もうそれだけで私得しかしてないんですが、お話もすごく素敵で感動してしまいました。
で、めっちゃ感動したし、本当沢山の人に観てもらいたい作品なんだけど忘備録なので、勉強のためにも色んなとこ含めてメモしますね。
今から約20年前に作られた映画なので、今の映画とはテンポ感はかなり違う感じ。心的にはゆったりと見られる感じで、少しまったり感が気になったりはしますが、当時の空気感が伝わってくるような気もしてそれはそれで良いかなとも思います。スルメ系の映画なんだと思う。
それから雰囲気としてはスタンド・バイ・ミーとかリトル・ダンサーとか、あとは刑事ジョンブックみを凄く感じました。
画の作り方なのかなあ、カットの切り替え方なのかなあ。
夏の空気感とか、画面越しに伝わってくる感じです。例えがあまり良くないかもですが、日本映画的な湿度を感じる感じです。
それから画で物語を進めるという意味で結構作り込んでたと思います。伏線も結構細かくて複雑。でもそれはきっと実話を元にしてるのもあると思いました。フォードvsフェラーリの時も思ったけど、実話ベースだと登場人物が大量に発生する問題が難しい。
今回の映画もそういう部分はあったと思います。リアルをとるか、ドラマチックをとるか……迫られる時がきっとあるんでしょうね。この作品はどちらかといえばリアルを取ってたのかなと思います、今の映画と比べると。(もちろんそうじゃないところもあるんけどね)
だから主人公のお父さんは徹底的な悪役には回らないし、お兄さんも味方とも敵とも思えない、微妙な立ち位置。これ絶対極端な方に振った方が感動には繋がると思うんですけど、本人や本人の家族からしたらそんなことして欲しくないでうよね。だからこれがリアルだよなあと思いながら見ていました。ホーマーたちの研究が賞をとって校長が手のひら返すところも含めてね。
今観ると、価値観的に古くなってしまっている部分が気にならないと言えば嘘になりますが、当時作られた映画ということを考えれば気にならなくなるかな。具体的にはそれこそ校長が掌返すとことか、ヒロインの扱いとか…
かなりぎりぎりのバランスで頑張ってたと思う。
そういう部分で思ったのは、登場人物を描くときに、どうすればその人の本質的な部分だったりキャラクターの深堀りを短いシーンで描けるかなあということ。この作品はかなりの割合で名もなき町の人たちがアップになったりして、ちょっとしたカットがかなり意味深に見えちゃったりするんですよね。それが少し観てる側からすると気が散る時もあるなと思って、でもやりたいことはわかる気もして。
難しいなああ!!!
って思いながら観てました笑
そういう点ではリトル・ダンサーはまじで上手い。
ちょっとしたカット、演技でその人の本質や真意が痛いほど伝わってくるからまじでやばい。
この作品もそういうシーンがないわけじゃないんですが、どこか決定的な力に欠けるような気がしたかなあ……炭鉱夫のおじさんや、バレンタインちゃん、お兄ちゃんをもう少し立体的に描けたらもっと良いのになあと思います。でも字幕の意図がちょっと汲み取りにくかったせいもあるかな…。
あ、でも、ホーマーが炭鉱に入っていくときに見える金網越しの星空はやばいです。ていうか、ジェイクのちょっとした表情がかなり心にきます。お父さんに「俺は炭鉱のために生まれてきた。お前もきっとそうだ」って言われた後のあの表情とかね! 良きですよ、本当。一生に一度はお会いしてみたい俳優さんの一人だなあ…
こういうこと書いてるとブローク・バック・マウンテン見返したくなっちゃう
話がそれました…
色々まとまらずにだらだらと書いていますが、総じてとても良い映画です。そして少年達がロケット作りをしていく過程がとてもとても楽しくて、爽やかで、とにかく良いです。是非是非観てください。
私はジェイク繋がりでドニー・ダーコでも観ようかなあ😏
それでは皆さま、良き映画LIFEを🎬✨
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?