自作自演

(2022年8月19日の記事)

このブログを読んでくれているということは、うん。ご存知だとは思うが、うん。
丁度一年前、僕は一冊の本を書き上げ世に出した。魂を込めて仕上げた作品は、泣きながら夏休み最終日に宿題をやりきった小学生くらいの達成感であった。世に出したとか大袈裟なわりにそのレベル。そこには手伝ってくれた方たちがいて、そのお陰もありデビュー作にして最高傑作な一冊が爆誕してしまった。
売れ行きは、日頃の行いが良いせいか?以前にも書いたがめちゃくちゃ売れた。思っている以上に反響もよく、僕はやはり天才だったんだなと改めて確信してしまった。いやいやいや、調子に乗ってしまった。売れたことはマグレで、手に取ってもらった人にはただただ感謝しかない。本当にありがたい話である。
世がコロナで暗い時に明るいニュースをありがとうと言われたのは涙がちょちょ切れるほど嬉しかったし、福岡からわざわざ買いに来てくれた友達がいたし、十冊買ってくれる人もいたし、サイン書いてもらえますか?と言ってもらえたり。本の中で、僕はこの余韻に一生浸って生きていくと言ったが、事実そんな一年だったように思うのである。
とはいえ。とはいえですよ、人とは成長する生き物で僕は一冊目の反省を活かし、今二冊目を書いている。
この二冊目、これまたもう自画自賛なのだが、一冊目よりめちゃくちゃ面白い。自信をもって言えるくらい。では、それは何故かという話を今回はしよう。いつもとおり本題に入るのが遅い。
そう、一冊目の余韻に浸っていながら、何度も何度も読み返していた。結果としては本には仕上がっているが、一話一話が短い。これが気になった。小説を書いたわけではないので、これで正解だと思うが、一話が短いので、すぐに読み終えてしまう。本にする予定はなかったので仕方がないことなのだが。これはちと違う。
以前はその週で話が完結するように書いていた。本にすると一ページとか二ページ。まったく読み応えがない。所詮は僕の日記ブログなので、それくらいで楽しめるのだが、本にするとボリューム的に足りない。満足感がない。
解決すればもっと良くなる、間違いない。
そこで、僕は本にする前提でブログを書き始めた。それがこの一年で、今読んでいるブログもそうだが、本になれば丁度いいボリューム感になるようにしている。なのでブログでは次週に続くとか中途半端に勿体ぶっていて、新規のお客様は美容室のブログなのに、途中から読めば何のこっちゃとなっているだろし、昔からずっと読んでくれている人たちには、早く話のオチを書けと思われてそうだし。けど、申し訳ないがそれらをすっ飛ばして、二冊目に向けて、本のボリュームでブログを書いている。なので絶対に一冊目より面白くなる、間違いない。
ブログにも書いたのだが、楽天マガジンに電子書籍として販売していた。が、あまりにも反応がないので、この度AmazonKindleで全ページ無料公開することにした。なので是非とも読んでもらいたい。後輩が終わりの挨拶(あとがき)を読んで、涙が出てきました。と連絡が入ったので、まずはあとがきから読むのがおすすめかもしれない。僕の想いが詰まった挨拶になっている。
と、まあ、処女作自作自演のその後の話。二冊目も出版が決定しているので、よろしくお願いします。これからも僕の日常をネタにして書いていきますので、楽しみにしていて下さい。
Amazonで「自作自演」か「塚崎陽大」と検索してみて下さい、出てきますので。

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