2025年の崖ってなに?おいしいの?
2025年の崖って知ってますか?
ノストラダムスの大予言?2025年に人類は滅びるのか?
近年注目されてるワードですが、実際のところ何を意味しているのかよく分からない方も多いと思うのでまとめました。
結論
2025年の崖とは
「企業のITシステム入れ替えがそろそろ必要だよー。放置すると2025年頃にヤバいことなるかもよー。」
ということです。
なぜ2025年?
まず、この言葉の始まりは2019年9月に経済産業省が発表したDXレポートで使われました。
この中でも触れられていますが、企業システムの中でも最大手と言ってよいSAP ERPのサポートが2025年で終了します。これを機に企業内でのレガシーシステム利用の弊害が2025年から2030年にかけて顕在化するということです。
それに加えてレガシーシステムに対応できる技術者の高齢化なども重なり、システムの見直しをせずに放置した場合に大きなリスクになります。
しかし、必ず2025年からというわけではなく企業によってそれは2030年かもしれないし2021年かもしれません。
崖というより谷に近い
当たり前ですがシステムは2024年には万全だったのに2025年になった瞬間にレガシーになるわけではありません。
つまり、2025年にいきなり隕石が降ってくるみたいな突発的な出来事というよりも2025年にかけてじわじわとレガシーシステムによる弊害が浮き上がってきます。
なので、捉え方としては崖というより谷を下っていると考える方が近いです。
企業は何をするべきか
しかし、あくまで日本企業という広いレイヤー捉えた際の社会課題なので全ての企業に当てはまるわけではありません。
その上で自社における2025年の崖リスクに対処するには、現在から企業内のシステムの棚卸しを行い市場環境や業務の変化に対してどのような課題があるのか。または今後顕在化する可能性があるのかリスクを洗い出し、顕在化する前に対処する必要があります。
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