わたしの怖いもの。
今回は最近見たホラーを中心にnoteを書いていきます。
(苦手な方もいると思うので一応...)
先日、清水崇監督の映画『あのコはだぁれ？』を観に行った。
実は『ミンナのウタ』の続編だったことを知らずに観ちゃったんだけど、
それでも十分に楽しめるように丁寧に説明的な要素が描写されているホラー映画でした!
が、なんだか気になってしまい前作も翌日に観るという...笑
(どんだけ好きなんだよ笑)
このシリーズ、
ホラー界のニューアイコン高谷さなちゃんがなぜ怨霊になってしまったのかが徐々に紐解かれていくストーリーなのかなぁ。
今回取り上げようと思ったのも
ホラーとして新しさを感じた部分があったからなんだけど。
なんと初っ端から教室にさなちゃんがナチュラルに登場してくるんです。
すぐいるやんんんん...ってなります笑
従来のホラーって
何となく怖い雰囲気の中でジワジワ幽霊が近づいてきているけどまだ目ではその存在を確認できず。
1番の盛り上がりポイントでドーン!!!と出てきたりすると思うんだよね。
『あのコはだぁれ？』では、
スっとそこに静かに存在していて
はじめは誰もそれを違和感だと捉えていなくて
気づかぬうちにさなちゃんの世界に引き込まれていくという恐怖があった。
ずっといるのにちゃんと怖い。
今まで多くの怪談を聞いてきたわたしですが、
幽霊なのか生きている人なのかを見分けられずに関わってしまった。
とか
見えてないけど避けて歩いている。
(つまり認識してしまっている。)
という話に近い何かを感じました。
誰にも気づかれず静かに佇む幽霊に
気づいてしまった、それに気づかれてしまったときに
あちらの世界に引き込まれてしまうという幽霊のリアルさをこの映画では感じました。
とてつもなく怖い。癖になるメロディー笑笑
ホラー映画で得たわくわくのまま、
去年と同様にホラー特集をしていたBRUTUSを買って読んでみた。
目的は勿論、袋とじ怪談。
ぁみさん、松原タニシさん、田中俊行さん...。
怪談界で活躍されている有名な方ばかりでしたが、中でも恐怖を感じた話は村上ロックさんのお話。ぜひ読んでみて。
BRUTUSであらゆる方面で活躍しているクリエイターさんやタレントさんが怖いものを紹介していたので、わたしも怖いと思ったものを紹介したいと思います。
村田沙耶香さんの小説『消滅世界』です。
先に明言しておきたいのはジャンルはホラーではないです。
ネタバレになってしまうのと
読み手によっては衝撃の強い内容かも...とも思うので詳しく知りたい方はぜひ読んでみてください...という感じですが、
自分の中やこの世界にあると思い込んでいる"普通"の概念がどんどん崩れていく?、吹き飛ばされる?ようなストーリーが村田さんの小説の魅力だと感じています。
何が正しいのか、
何が普通で何が異常で
何が狂気なのか。
作品を読むたびに沢山考えてしまう...。
自分たちが当たり前にやってきた"普通"が近い将来には思わぬ形に変化していくのかもしれないし、
今、異常とされているもの(思い浮かべてみて。)が数十年後には国民の義務とかになっていたら...とか想像すると怖く感じてこないですか？
この衝撃が好きだから読んでいるんだけど笑
村田さんの小説はこれで4作目。
フォロワーさんで全作読破した方がいて嬉しかったので、わたしもいずれは全作品読みたいと思ってます。
そんな感じは今回は怖いのについて書いてみました。
みんなの怖いものって何...?
よかったら教えてね。
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