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小学生向け 読書感想文 「お父さんが教える13歳からの金融入門」デヴィッド・ビアンキ 著 ※私の見解も含めて、小学生向けに分かりやすく紹介しています。

https://books.rakuten.co.jp/rb/14309467/


この本(ほん)のなかから、下(した)の3つのことをしょうかいしていくね。

①カネ、カネ、カネ

②株式市場(かぶしきしじょう)はかっこいい!「株(かぶ)」

③お金(かね)を借(か)りる「住宅ローン」


この本のおもしろいところは、お金についての難しい(むずかしい)言葉(ことば)を、一つ一つ丁寧(ていねい)に説明(せつめい)しているところ。正直(しょうじき)僕(ぼく)もよく知らない言葉があったから、とても自分(じぶん)のためになったよ。君(きみ)もぜひ最後(さいご)まで読(よ)んでみてね。

それではハジマリハジマリ!

①カネ、カネ、カネ

いまどき、何(なに)をするにもお金がかかるんだ。この地球(ちきゅう)に君(きみ)が生まれた瞬間(しゅんかん)から、何をするにもお金が必要(ひつよう)なんだ。たべもの、きるもの、学校(がっこう)、スマホ、旅行(りょこう)、その他(ほか)思いつくかぎりのもの全部(ぜんぶ)。お金がないと生きていけない。とにかくお金が必要なんた。

お金を稼ぐ(かせぐ)には色々(いろいろ)な方法(ほうほう)がある。そのうち君もお金を稼ぐようになるだろう。そこで、いつも覚えて(おぼえて)いなければならないこと、絶対(ぜったい)に忘れては(わすれては)いけないことがある。

それは、自分が稼げる収入(しゅうにゅう)の範囲(はんい)で生きていかなければならない、ということだ。

収入の一部(いちぶ)は貯金(ちょきん)しないといけない。全部(ぜんぶ)使ったら(つかったら)ダメなんだ。これは絶対(ぜったい)に守(まも)るべきルールなんだよ。

②株式市場(かぶしきしじょう)はかっこいい!

「株(かぶ)」

株とは株券(かぶけん)と呼(よ)ばれる紙(かみ)のことで、君がその会社(かいしゃ)の一部を持っていることを証明(しょうめい)するものなんだ。

たとえば、君がグーグルの株を1株持っていれば、君はグーグルの持ち主(もちぬし)のひとりということ。かっこよくない?

じゃあ、君がボートをつくって売る(うる)ために、新しく(あたらしく)「T.R.E.N.T.」っていう会社をつくるとしよう。会社をつくるときには、その会社が何株(なんかぶ)、株(かぶ)を印刷(いんさつ)して、世の中(よのなか)に出す(だす)か決(き)めなくちゃならない。1株でも100株でも100万(まん)株でもいい。何株でもいいんだ。

この会社の持ち主は君だけで、「T.R.E.N.T.」社(しゃ)は100株を印刷(いんさつ)して世の中に出したとしよう。

ここでもしだれかがやってきて、君のつくるボートが好(す)きになったから、君の会社の半分(はんぶん)を買(か)いたいと言ってきた。ここで、君はしばらく考えて、「いいよ」って言う。

そうなったら、どうやって会社の半分を売る(うる)?これは簡単(かんたん)。君はこの会社の株全部(ぜんぶ)である100株をもっているんだから、その半分の50株を売ればいい。

次(つぎ)は1株いくらで売るかを決めないといけない。1株1万円(まんえん)?10万円?。君はその値段(ねだん)を考えて(かんがえて)決めないといけないんだ。

君が買いたいと言ってきた人と話して、1株10万円で100株の半分の50株を売ることにしたとしよう。すると、買いたいと言ってきた人は、君に500万円を渡す(わたす)ことになる。

株を売ったあと、君の持っている株は50株に減り、君の新しい(あたらしい)パートナーは50株を持つことになる。どうなるかというと、君とパートナーのそれぞれが、会社の半分ずつを持つことになるんだ。こうなってしまうと、僕は(ぼく)としては、君のそのパートナーがいい人であることを願うしかない。だって、いまやそのパートナーは君の会社に対して(たいして)、君と同じ(おなじ)権利(けんり)を持っているからだ。2人が喧嘩(けんか)したりすると、大変(たいへん)なことになる。持っている株の数が一緒(いっしょ)だから、どうやって会社の物事(ものごと)を進めるか(すすめるか)について、お互い(たがい)の意見(いけん)を一致(いっち)させなくちゃならない。

③お金(かね)を借(か)りる

「住宅ローン」

たとえば、君が一軒家(いっけんや)を買いたくなったとしよう。一軒家を買うにはお金がたくさん必要だ。ここでは5000万円の家としようか。君は5000万円を用意(ようい)することができなくて、1000万円を自分(じぶん)で払って(はらって)、残り(のこり)必要な4000万円を銀行(ぎんこう)から借りることにした。君は4000万円を借りる前に、たくさんの紙にハンコを押して(おして)、銀行にお金を返す(かえす)ことを約束(やくそく)しないといけないんだ。

銀行からお金を借りると、毎月(まいつき)決まった日に少しずつ、お金を返していかないといけない。返すのが遅れたり(おくれたり)、返せなくなると、銀行はすぐに君の家を売って貸した(かした)お金を取り戻そう(とりもどそう)とするんだ。

君が借りた4000万円を返せなくなったとしたら、銀行は君の家をいちばん高く(たかく)買ってくれる人に売ろうとする。もし5000万円で買ってくれる人だったら、銀行は君に貸した4000万円を取り戻し、君も残りの1000万円をもらうことができる。

だけど、もし一番高く買ってくれる人が3000万円しか払ってくれないとどうだろう。銀行はその3000万円を全部もらっても、君に貸したのは4000万円だから、まだ1000万円足りない(たりない)。だから、もちろん君はその1000万円を銀行に返さないといけない。これはかなりまずい状況(じょうきょう)だ。5000万円で買った家を3000万円で売らなくちゃならないんだから。君は家を買うために出した1000万円をなくすし、家も売られてしまったから出てかなくちゃならない。さらに、銀行に1000万円返さなくちゃならない。1000万円も借金(しゃっきん)が残って(のこって)しまっている。

借りたお金はきちんと遅れずに返さないといけない。君の身の丈(みのたけ)に合わない(あわない)家は買っちゃいけない。これだけは絶対(ぜったい)に覚えて(おぼえて)おこう。収入(しゅうにゅう)の範囲内(はんいない)で生活(せいかつ)をすること。


ここまでよんでくれてありがとう。この本のお話はまだまだつづきがあるんだ。もしきょうみがあったら、ぜひ本を買って、読んでみてね。最後にもう一度だけ、収入の範囲内で生活しよう、借金はしちゃダメだ!

それではまた!




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