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保健師の皆さんと飲んだ時の備忘録

先日、保健師の皆さんとオンライン飲み会をしました。

子供を寝かせてからの参加ですので、21:30からの参戦となりましたが、保健師の皆さんが意見を共有し表明しぶつけ合う場というのは良いもんです。
共通言語を持って語り合える場というのは心理的安全性があるんですよ。
そんな場に参加させていただきありがたい限りです。

当日は飲酒会ということでしたので、こちらのお酒を。
純米酒SASA秋天3周年記念限定酒「直汲み荒走り」

旨かった…
333本の限定酒ということで、そのうちの110番目くらいを頂くことができました。
華やかかつ旨味がある。
単品でしっかり飲めるお酒でしたね。
良きお酒に出会いました。
幸せです。

美味か酒でした

途中から参加したってことや、飲酒をしてしまって途中の記憶がないってことは確かにあります。
その中で、記憶に残っている部分をまとめておきましょう。
そうです。
備忘録です。

精神の安定について

保健師の仕事はとても強度な感情労働です。
話を聞くことや人と人を繋ぐ仕事をするというのはとても負荷がかかります。
それなら、保健師の皆さんがどうやってストレスを逃がしているのか。
どうやって精神を安定させているのかは共有したいことかもしれません。
聞いてみました。

以下、飲み会の中でのメモです。

  • 職場に話せる友人がいる。愚痴も言える。保健師という共通言語もある。今は保健師が少ない部署に行ったけど、別の職種の人たちと話すと、その人なりの考えを持っているから学べる。

  • 他の人と話せるってのがいい。職場の若い人も大事にしていきたい。「頑張ってるよね私たち」って共有するのはすごくいい。まったく保健師がいないコミュニティにも入っている。そのコミュニティ内でのブログもあるから、そこで発散している。「わせいサロン」働くを考えるサロン。ふじはるさんから教えてもらった。

  • 「越境と分散」他の分野から学ぶことって大事。他の分野から学ぶことってたくさんある。そういうコミュニティに入ることが大事。ノマド的にいろんなコミュニティを渡り歩いていくってのもいいな。いろんなコミュニティに自分を置く。

  • 日記を書いていた。元気になっても「一人反省会」ってのは大事にしている。ただ、一人では限界があるから研修に参加し、自分とは違う考えを学ぶようにして解釈するようにしている。

いいですね!
皆さんがそれぞれに「越境と分散」というような外部との交流によるコーピングや、気づきからの内省を実施しているのが素晴らしいです。

ちなみにさめざめはというと、
さめざめはほぼ内省を中心にしておりまして、

こちらのメモアプリにめちゃくちゃ書き込んでおります。
つらい時もうれしい時も、日記のように議事録のようにただただキーボードを打っております。
最短5分、長ければ2時間程度ずっとキーボードをカタカタしておりまして、そこで内省を実施していました。
そこで生まれた考えを他の人と話し合うようにしています。

Evernoteすごいよ。
めちゃくちゃ使ってる。
ありがとうEvernote。
これからAI機能が付属されるらしいね。
楽しみにしているよEvernote。

保健師の標語ってなに?

保健師ってなんだろうな?
って思います。
なんだか今回参加した保健師の皆さんも悩んでいるようでした。

なので、
「保健師の標語を考えてみよう!」
ってイベントがスタートしました。
以下、候補です。

  • この人が幸せになるためにはどうすればよいか。

  • 誰も置き去りにしない、暮らすうえでの影の伴奏者

  • 生活を支える。

  • こうありたいを支える。

  • 生まれてから死ぬまで見る人。

  • 米。何気なく食べれる。米がなかったらパンが食べれるけど、日本人は米が必要。

  • セーフティネットであり、元気な時は関わらなくていい。

なんでしょう。
みんな正解な気がします。

みんな愛に溢れている気がするんです。
皆さんの考えた標語の中には必ず「人」がいます。
「人」が中心になって話をしています。
嬉しいな。
ありがたいな。
「そこに愛はあるのか?」
って言われたら、
「ここに愛はあったよ」
って言えそうです。

最近クリエイティブディレクターの学びをしている。見る繋ぐ動かすってのは大事。その間にあるのは、想像すること。そこに愛はあるのか。「いきるをつくる」ってのは本当に大事。
保健師というレイヤーを上げたほうがいい。でも動かすための金がないんだよ。それを動かすキャッチコピーが必要なんだよ。

川岡和也

川岡さんが心の叫びを語ってくれました。
何かを動かすために「言葉」は大事です。
キャッチコピーというのは原動力になります。
その重要性について叫んでいました。
川岡さんは保健師のことが大好きなんだと思うんです。
いっぱい悩んで、いっぱい言葉にして、それでも足りない気がするからこうして投げかけてくれます。
ありがたい限りです。
何とかぼくも追いかけていこうと思うんです。

その他、大事な言葉たち

先日こんな記事を書きました。

この記事の中でも話していたのですが、
ぼくは「死なないようにする」っていう部分でハイリスクアプローチの重要性を感じています。
この話をしたところ、こんな話を頂きました。

ゴミ屋敷ケースに訪問した。自己責任の人。それでも、この人にサービスが入れば死なないってのはあるよね。

誰も置き去りにならない世界ってのは大事。完全なる自己責任はない。その人の行動の、その結果、不健康になることはある。

「自己責任」というワードが入ると途端に支援が難しくなります。
確かに、本人の責任によって本人の行動は行われています。
それによって出る不利益は本人の責任です。
わかる。
しかし、そういう人が置き去りにならないためにはどうするべきでしょうか。

だからこそのポピュレーションアプローチなのでしょう。
ハイリスクアプローチも人を救うためには大切なのでしょう。
そこを活かすためのデータ管理だったりナッジだったりするのかもしれません。
本人は支援を求めていないかもしれない。
それでも、少しの介入で本人の健康が守られるかもしれない。
命が守られるかもしれない。
それなら、保健師をやる意味はあると思うんです。

いいですね。
いい感じです。

「保健師の『公正と公平』の話がある。必ずハイリスクとポピュレーションを組み合わせているけど、片方のみでいい地域もあるよね。多職種としてはハイリスクアプローチに興味関心がない職種もある。たぶん、国が求めている保健師ってのは、地域の全体を見る保健師であって、データヘルスも実施可能な保健師が欲しいんだと思うんだよね。」

なるほど。わかる。
マクロ視点で見た地域を見るためにはデータ介入は必須だし、そこから生まれる根拠から支援をする人は必要です。
データ活用大事。

「クソみたいな人はたくさんいる。その人を教育できる人ができるがいるってのは大事。」

保健師にもクソみたいな人がいるよね。
地域にも親戚にもクソみたいな人はいるけれどさ。
でも、その人を教育できるってのは大事なことだと思います。
教育も大事だし、そもそもの対話を成せるってのも大事だと思います。
わかる。頷き。

自分は保健師に救われた。子供が生まれた時に、相談できる人がいた。

この方の保健師の根幹部分の話かもしれません。
めちゃくちゃ嬉しいエピソードです。
ありがたい。
ぼくもそんな記憶に残る保健師になりたいものです。

保健師の活動は、その人のために、何かできることを考えること。

保健師って何をするのが正解なのか正直わかっていません。
「保健師ってこうだよ!」と自信を持って話すことはとても難しいです。
しかし、もっと単純に保健師の活動を考えたときに、
「相手のニーズを考えて、それに対して行動する」
ということは言えるのかもしれません。
ビジネス的でもありますが、この考えに付随して愛とかホスピタリティとか医療とかそういう部分が追加されることで「保健師的」になってくるのかもしれません。
こうやって言葉にすることはめちゃくちゃ大事です。
言っていただきありがたい限りです。

そしてどれくらい記憶に残っているのか

正直、日本酒4合瓶を空にした飲み会でしたので、会話の半分以上を覚えておりません。
しかし、とても有意義だった気がします。
ありがたい限りです。

ぼくは酔って絡んでしまった人もいるので、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
次回は自制します。

ただ、こんなに保健師愛に溢れた飲み会は他にないと思うんです。
この繋がりを大事に、ここから次に活かしていきたいと思います。
ありがとうございました!

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