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リピーターに愛される整体院づくり

整体院<ハラ揉みわごいち>主宰の三宅弘晃です。
私は2001年に脱サラして整体の世界に入り、約20年間に多くの整体院の栄枯盛衰を見てきました。

ご存知かと思いますが、整体業界はずっと飽和状態です。コンビニよりも多いとされる整体院が国中にひしめき、生き残り競争をしています。わごいちのように20年以上続いている整体院はなかなかないはずです。

わごいちはお陰様で経営も安定しています。日本各地から何年も通い続ける人たちが沢山いらして、新たに広報宣伝をする必要もありません。有り難いことだと思います。

しかし外に目を向けると、整体業界の状況はかなり厳しいです。もちろん力のない整体院、それほど人の役に立てていない整体院からお客さんが離れ、淘汰されていくのは必要な事にも思います。不調に苦しむ人の役に立ってなんぼの整体師ですから。

しかし誠実に仕事に向き合い、才能もあり努力も続けている人がこの業界から去っていくのは見ていても寂しく、また大きな損失だと思います。良質な整体師を求めている人が世の中に何十万、何百万人もいるのですから。

20年以上整体院を経営してきてある程度安定してきた今、私ができることを考えたならば、自分の技術や経営ノウハウを後進の人たちに伝えることではないかと思うようになりました。

みなさんそれぞれ夢を抱きこの世界にはいってきて、一生懸命努力しています。それでも年月が経つと差が出てくる。成果の出ない人と出る人に分かれていきます。
私は「その違いはどこからくるのか」をずっと考えてきました。いくつもの要因はあります。しかしその中心にあるものを要因を発見しました。

それは「リピートへの取り組み方」です。

多くの整体師の人たちが力を入れている「新規集客」。まず一度院に足を運んでもらわなければ、自分の実力を伝えることはできません。しかしよくよく観察してみると、2回目、3回目のリピートを「自然に」取れている整体師が本当に少ないのです。

リピートを取れないから新規集客にパワーをかける。でもやっぱりリピートしてもらえない。より一層新規集客に取り組む。やはり1回限り。そういう繰り返しをしているうちに、自分自身の気力体力が萎えてしまうのです。

ひとつ胸に留めておいてほしいのは、理想の整体院経営とは「新規集客に力を入れない」ことです。なぜなら高確率でリピートをもらえる整体院の新規集客は最小限でいいからです。最終的には10人中8人リピートしてもらえるところを目指せばいいのです。そうすれば経営は確実に安定します。

もちろんお客さんたちも正直ですから価値がない整体院にリピートすることはありません。だからこそ整体院は、価値を高める努力が必要です。「おのずとリピートしたくなる整体院」をつくっていくこと。これが整体院経営の大きなポイントだといえるでしょう。

なかなかこのようなことをいう整体学校もありませんし、実際的なノウハウを持っている整体院も少ないものです。しかしこれは本当に重要なことだと思いますので、私がこれまで培ってきたノウハウをわかりやすくお伝えし、皆さんに活用してもらえたらと思い、これから書いていきます。

三宅弘晃


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