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七十二候 このまちの草花・風景・食

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このまちに住んで、二十四節気七十二候が肌で感じられることに日々感動しています。滋賀県多賀町の四季折々の草花、風景、食などを集めてみました。
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このみやさんでチマキづくり覚え書き【令和6年】

令和6年6月15日、滋賀県多賀町敏満寺の胡宮神社 社務所でちまきづくりワークショップを開催しました。 当日の準備 9時にスタッフ集合。 ちまきの葉を拭いて水気をとります。 茎を切って団子を刺す串(ハシ)の部分をとります。 まずは、たっぷりお湯を沸かします。 ベニバチを洗ってからお湯をくぐらせておきます。団子をこねるのも熱湯。とにかくお湯が必要・・・。 ツゲ(すげ)を茹でます。 10時ワークショップ開始 社務所に集合して挨拶ののち、 自然観察員さんの案内で植物観察に出

赤紫蘇ジュースで夏バテ予防

今年は、梅干しが漬けられなかったので赤紫蘇を塩もみして漬けることもないなぁ・・・と思っていました。 毎年、梅に赤紫蘇を漬ける時、余った赤紫蘇で少しだけジュースを作っていました。 6月末ごろから、もんぜん市に並んでいた赤紫蘇を横目に、どうしようか迷っては買わずにやり過ごしてきました。 さほど手間ではないのですが、葉っぱが萎れないうちに茎から外して洗う時間を考えると、今日は(買わなくても)いいか・・・を繰り返していました。 もんぜん市Uさんの赤紫蘇には親切なレシピ付き。そして、一

令和6年は梅の実が・・・。

梅が不作?と聞くけれど 今年は梅の実が不作で、値段も高騰していると、5月くらいからニュースでなんとなく聞き流していました。 いつも、収穫させていただく多賀町桃原(もばら)地区の梅畑は標高350mの冷涼な山地。人が住まなくなって荒れ放題の山でも、たっぷり梅の実が成る。もったいないので、了承を得て梅の実を2017年頃から毎年収穫させていただいています。 収穫はいつも6月末から7月初めごろ。収穫に行くのは山の集落、桃原に限って梅が不作なんてことは無いでしょうし、標高が高い山間部

【後編】大学で「食文化の伝承と発信」をテーマに講義しました

令和6年6月24日、滋賀県立大学「地域教育プログラム」地域基礎科目 【近江の美】の一コマ 「食文化の伝承と発信」をテーマに講義させていただきました。 後半は伝える、つなぐをテーマにお話ししました。 前編はこちらから ↓ 02 伝える 展示noteでは、過去のYOBISHIプロジェクトで開催した展示イベントについてあまり紹介出来ていませんでした。 foodscape 料理開拓人 堀田裕介さんが提唱された foodscape フード食とランドスケープを掛け合わせた造語。多

【前編】大学で「食文化の伝承と発信」をテーマに講義しました

令和6年6月24日、滋賀県立大学「地域教育プログラム」地域基礎科目 【近江の美】のひとコマ 「食文化の伝承と発信」をテーマに講義させていただきました。 今回、講義をするために、改めて活動内容、調査してきたこと、発信してきたことをまとめる機会となり、良き振り返りとなりました。 講義内容パワポを紹介します。 【その1】YOBISHIプロジェクトの活動紹介 YOBISHIプロジェクトを動かす中心メンバーは、滋賀県外からの移住者です。多賀町の文化の懐の深さに惹かれたのは二人の共

【前編】つまき(ちまき)準備は、川へ洗濯に!!

令和6年の旧暦端午の節句は6月10日。 Yさんは、子どもの頃から毎年、ずっと旧暦 端午の節句に「ツマキ」を作り続けて来られたそうです。 「旧暦端午の節句にウチとこでも「つまき(ちまき)」作るさかい」と聞き、ぜひ取材させてください!とお願いしました。 「ちまき」ではなく「つまき」 滋賀県多賀町にある 2つの川と 3つの谷筋。 同じ町内なのに、谷筋ごとに少しずつ方言も文化も違うのがこの町の魅力的なところ。 一番南の谷筋、犬上川の南谷上流、犬上ダム近くの集落、萱原(かやはら)

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二十四節気 芒種 七十二候 螳蜋生 かまきりしょうず

季節の食暦をつくる。はじめの一歩

多賀大社前駅で週3回開催されている「もんぜん市」の記録を4月末ごろから取っています。 そんなたいそうな記録ではないのですが、畑仕事をしている人達が当番で店番をしていますので、野菜の調理方法に困ったときのアドバイスや、美味しい野菜の選び方などの豆知識が聞ける嬉しい場所なのです。 「こよみ」が出来たら素敵やん⁈ 旬の露地物野菜が並び、地元ならではの美味しい食べ方、交流ができる場を1年間記録したらすごいもんができるかも?! 旬の野菜カレンダーが出来て、地元野菜の食べ方レシピ、季

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七十二候 紅花栄 べにばなさく

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七十二侯 蚕起食桑 かいこおきてくわをはむ

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竹笋生

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七十二候 朔風払葉 (きたかぜこのはをはらう)

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七十二候 霎時施 こさめときどきふる