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令和2年の短答対策振返り

ご質問を頂いたので、今までの司法試験予備試験の短答対策を振り返っていこうと思います。
今回は、令和2年の短答対策についてです。
具体的に何をやってきたか、記憶と記録に残っている範囲で書いていきます。

短答式試験の初受験は令和元年です。令和元年にむけての対策についてはこちら。


令和2年短答式試験までにしたこと

過去問について

(1)バラバラ短パフェ作戦
平成30年に購入していた辰巳の短答パーフェクトを全科目バラバラに分解しました。解き終わった問題とまだ解いていない問題の量を可視化するためです。
私は短答問題をひたすら解き続けるという単調な作業が苦痛でなりませんでした。そのため、解き終わった過去問の量を可視化することで、なんとかモチベーションを維持しようと思ったわけです。

また、もう二度と解かなくてもいい(全肢理由付けまでわかるもの)と思った問題を、本棚の奥のほうに封印したりもしました。

逆にもう一回直前に確認したいと思った問題だけ「見直し用クリアファイル」に入れていきました。

バラバラ短パフェの一部

ちなみに、この方法は司法書士試験のときに編み出した技(?)です。司法書士試験のときは、何回も何回も過去問を繰り返し解いていました。そして、解く度に、もう解かなくてもいい過去問を封印していきました。
試験直前期は残った精鋭達(覚えにくさの精鋭)のみを確認していきました。過去問には色々書き込みをしていたので、過去問はまとめ教材の役割も果たしていました。
しかし、このやり方は、非常に時間がかかります。そのため、予備試験では過去問をまわす回数を出来るだけ減らすことにしたわけです。

(2)解いたタイミングと量
令和元年に点が伸びなかった行政法については、過去問を令和元年の夏の間に一回解きなおしました。基礎知識が足りていないと感じたからです。

その後は、冬あたりから短答まとめ教材まわしと並行して、ちょこちょこ過去問を解いたりしていました。
民法は全く解きませんでしたが、他の科目は概ね一周はしたような気がします(記憶曖昧です)。
また、直前期には、「見直し用クリアファイル」に入れていたものの総確認をしたと思います。

使用していた短答パーフェクトは平成30年版だったので、令和元年単年度の過去問(LEC)を買い足しました。これはセルフ模試用に使いました。

短答まとめ教材(民法・商法は択一六法・その他条文判例スタンダード本)まわし

短答まとめ教材は、昨年使用していたものをそのまま利用していました。ただ、民法だけは改正があったので、条文判例スタンダード本から択一六法に買いかえました。
そのため、民法だけは、マークの移行作業(上に張り付けた過去記事参照)を行いました。

令和元年に成績が悪かった科目については12月くらからまとめ教材の確認していき、記憶があいまいな部分については付箋を貼り付けていきました。

令和元年に10点台だった科目 2020年当時の画像

その後、全科目の短答まとめ教材をまわしていきました。

教材まわしは苦痛なので、表を塗りつぶすことで、ささやかな達成感を得る工夫をしました。

まとめ教材まわし進捗表 2020年当時の画像

試験直前は、付箋だけをまわしていきます。覚えたら付箋を外していきました。
試験当日には付箋は数個になっているはずでしたが、沢山の付箋が残ったまま試験の日を迎えました(毎年)。

民法改正対策について

この年は、民法の債権法と相続法の改正の年でした。得意の民法で大量失点すると合格可能性が低くなってしまうので、改正法対策に結構な時間を使いました。

具体的には次のとおりです。
①アガルートの民法改正対策講座を受講
 講義はほぼ聞かず、テキストを確認して、概要をつかみました。
②択一六法2020年版を購入し、改正部分を読み込みました。条文がわかりにくいところは、ノートに図を書いてまとめました。
③②の数カ月後に改正部分の択一六法の確認をもう一周しました。

模試について

毎年、伊藤塾の短答模試を受けていました。
一般教養は問題すら読まず、上から20問「2」をマークして提出してまいした。一般教養については対策を諦めていたんですよね。

短答式試験の成績はこちら。

本日は以上です。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。


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