タイ旅行記第1回(アユタヤ編)
前提
5月末から6月上旬にかけて、タイ出張に行ってきた。今回は、その間の休日で、自発的なものとしては初の海外旅行となったアユタヤ観光について記録する。
※タイでは大多数の現地人に英語が通じ、観光地の一部の人が日本語対応
※1バーツは約4円
バンコク市内観光
2023年6月3日土曜日。
この日はどんなに仕事が炎上しても絶対にアユタヤに行くと決めていた。
アユタヤは、バンコクの北にある古都である。
まず、バンコクの地下鉄のMRTに乗った。
Sanam Chai駅で下車し、バンコク都内の寺院ワット・ポーを見学。本堂は、20-30人くらいの僧侶がお経を唱えており、独特な空間であった。
その後、ワット・プラケオを見学しようとしたが、入り口がわからなかった。塀沿いを歩くと、最終的に王宮の入り口に到達した。入ろうとしたが、警備員に止められた。どうやら王宮内で式典が行われていて、許可された人しか入場できないようであった。あえなく撤退。
王宮の向かいには郵便局があった。店内の写真を取りそこねた。
再びMRTに乗車すると、地下から高架になり、Thah Pra駅で乗り換え。
チャオプラヤ川を渡る橋。
タイ国鉄
その後、国鉄乗換駅のBang Sueに到着。この駅は、国鉄の新しいターミナル駅として整備が進められている。
先立って特急列車が高架の新駅舎で発着するようになったが、今回乗る予定の列車は普通列車のため、地上にある旧駅舎で乗車することになっていた。
しかし、これが新駅舎から行くにはわかりにくい。新駅舎から直接の連絡通路がなく、少し遠回りして横断歩道と踏切を渡り、ようやく駅の入り口にたどり着いた。今度は切符売り場が見つからない。オンライン予約サイトを開いたが、発駅着駅を入力してもnot foundの文字。ホームを北に歩くことで、ようやく窓口を見つけた。Bang SueからAyutthayaまで14バーツで、日本の感覚だと一桁くらい安い。
※現在、1バーツは約4円
普通209列車が到着したが、すでに座席がほぼ埋まっていて、奇跡的に空いた席に座ることができた。始発のクルンテープ駅で乗るべきだったと後悔。車内はなかなか暑く狭苦しい。扇風機はあるが、ずっと同じ方向を向いていたため風が来なかった。
普通列車ではあるが、車内販売で飲み物を購入することができた。寝不足で意識朦朧としながらアユタヤ駅に到着。
アユタヤ観光(1/3)
予定ではアユタヤ駅から船で川を渡った先で昼食を取ってレンタサイクルを借りるつもりであった。
しかし、駅舎から出ようとしたところでおじさんにカタコトの日本語で話しかけられた。「トゥクトゥク」「サンジカン」などと言いながら見せてきた紙で、アユタヤ観光ツアーを3時間900バーツで実施してくれるということがわかった。もちろん半信半疑であったが、当日何も食べずに13時を過ぎていたこと、タイの一番暑いシーズンであったこと、観光スポットについてそこまで詳しくなかったことなどから、騙されたつもりになって任せてみることにした。
最初の目的地はワット・ヤイチャイモンコン。入り口に食堂があり、yentafo麺を食べた。
寺院を見た感想は「いかにもアユタヤっぽい(小並感)」
アユタヤ観光(2/3)
トゥクトゥクに戻ると、おじさんは日本語でこう言った。「ゾウサンノリタイ?」
というわけで、第二の目的地はアユタヤ象の村。
45分1500バーツのプランと60分1800バーツのプランを提示され、時間を考えて45分のプランにしようとしたが、なんだかんだ言いくるめられて60分のプランになった。
飛行機・電車・バスとも異なる独特の乗り心地で、動いたり止まったりする度に前向き・後ろ向きのGを感じる。背もたれから背中を離せば、Gを感じにくくなり、不快感が緩和される。
象が道草を食ったり、コースを外れると、象使いがピッケルのようなもので叩く。象は悲鳴をあげて、従う。一方で、途中に水道のホースがあり、ご褒美の水洗いが行われた。
象使いは「コワイ?」「ダイジョウブ」などと声をかけてくれる。
終盤には、象が浅い池の中を歩き、水を吸い込んで吹くパフォーマンスを披露してくれた。
その後、象使いに300バーツで象牙の首飾りを売りつけられ、チップを求められた。せっかくなので騙されたつもりでを購入し、100バーツのチップを与えた。象使いは、50バーツが象使いで50バーツが象か?と聞いてきたが、象だけのためのチップだと伝えてお互い笑いあった。
最後に、トラに餌を与える権利が与えられた。
アユタヤ観光(3/3)
次の目的地はアユタヤ観光公園。
喉が渇いたのでお茶を買おうとするが、小銭がなく小銭を探していると、トゥクトゥクおじさんが払うよと言ってくれた。普通にいい人だ。
20バーツ払ってワットの中に入ると、アユタヤっぽい遺跡の一角に、木の根に囲まれた仏像があった。
その後、疲れてきたのでカフェでタイミルクティーを注文し休憩。
いい時間になったのでアユタヤ駅に戻ることにした。3時間900バーツであったところ、チップ300バーツを加えて1200バーツを支払い、おじさんと握手して別れた。
白タクでの帰宅
国鉄に乗って帰る予定だったが、駅前で今度はおばさんに捕まった。国鉄は20分遅れていて、タイの連休で混雑しているのでタクシーでホテルに直行するのを勧めると言う。どうせ嘘だろと思いつつ、暑さと疲れで判断力が鈍っており、せっかくなのでまた騙されたふりをすることにした。バンコクまで1500バーツとのことで、国鉄の100倍以上するものの、仕事で使うハイエースよりは安く、ホテルに直接帰れるので、悪くないと判断した。
おばさんのトゥクトゥクに乗って市内の別の場所で降ろされて待つと、おばさんの息子夫婦と赤ん坊が乗った自家用車がやってきた。つまるところ、ぼったくり白タクである。
車の中は冷房が効いて快適だったし、電車より速かった。
ホテルに到着後2000バーツを出したが、律儀に500バーツのお釣りをくれた。念のため荷物を確認したが、何も盗まれてはいなかった。問題なし。
※過去のタイ旅行記・タイ文化紹介記事は以下のURLから確認することができます。
https://note.com/yobhtamap/m/mfbe834680752 https://note.com/yobhtamap/m/m421fa9974071
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?