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〘メインマガジン〙自由と開放を告げ知らせる【ヨベルの角笛】

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このマガジンはメインのマガジンとなります。 千載一遇の聖書研究サイトへようこそ! 心理を探求するあなたの訪問を心より歓迎します。 先入観を捨てて、聖書を素直に、廉直な思いで読ん…
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#滅び

「子に口づけせよ」に見る創造者なる神の想いと願い

先ずタイトルに関係する詩編2篇を引用しておきましょう。 ここで、主に「仕えよ」と訳されている語は、ヘ語:アバドで「労働、耕す」などとも訳されていて、信仰を持つとか、信者になるということではありません。 例えば、創世記2:15には「人をエデンの園に置き、そこを耕させ(アバド)」という記述があります。 無理に訳せば、アダムを、エデンの地面に【仕えさせ】た。ということになります。 ですからここでの「仕えよ」は、神の目的に順応してその計画に協力するようにと言う要請と考えられます

「永遠の破滅という刑罰」などの訳はみな誤訳であるという聖書的根拠

《主イエスは、燃え盛る火の中を来られます。そして神を認めない者や、わたしたちの主イエスの福音に聞き従わない者に、罰をお与えになります。》2テサロニケ 1:8 この記事では主に【2テサロニケ 1:8,9】の聖句を中心に扱います。 ここで「罰を与える」と訳されている語は「ギ語:エクディケシス」です。この語をそのような断定的な語に訳すことが不適切であるという幾つかの聖書的根拠をあげてみましょう。 《まして神は、昼も夜も叫び求めている選ばれた人たちのために【裁き】(エクディケシス

あなたは「狭い門」から入りましたか?

《狭い門からはいりなさい。滅びに至る門は大きく、その道は広いからです。そして、そこからはいって行く者が多いのです。いのちに至る門は小さく、その道は狭く、それを見いだす者はまれです。》(マタイ7:13,14 新改訳)  《努力して狭い門からはいりなさい。なぜなら、あなたがたに言いますが、はいろうとしても、はいれなくなる人が多いのですから。》(ルカ13:24)  まず、ここに少数グループと多数グループの2つのグループがあることが分かります。 「入ろうとする」(クリスチャンを自

マタイ24章の「例え話」の真意 シリーズ3部作 Part1[忠実で賢い僕]

■「目覚めている」とは? キリストの再臨に関して 36 節から 44 節に、目覚めているべきことが強調されています。しかし、通読していて「??」と思ったことはありませんか。 まずその部分を引用しておきます。 《その日、その時がいつであるかは、だれも知りません。天の御使いたちも子も知りません。ただ父だけが知っておられます。…… だから、目をさましていなさい。あなたがたは、自分の主がいつ来られるか、知らないからです。 しかし、このことは知っておきなさい。家の主人は、どろぼうが

神の怒り」の表明の真の目的と成し遂げられる事柄

ハルマゲドン、大患難の際に数え切れないほどの人、クリスチャンとならなかった何億人もの人が無残な仕方で死に絶えるというイメージを持つ方も少なくないかも知れません。 実際、ほとんどのキリスト教会はそのように宣教(宣伝)してきたからです。しかし私はそれを明確な聖書的根拠を持って全否定します。 次の3部作からなるPDFをお読みください。

「神を知らない人々」は永遠の滅びの刑罰を受けるとされるというのは本当ですか

平成29年度版 文化庁編『宗教年鑑』によりますと、2016年12月31日現在、日本のキリスト教系の信者数は 1,914,196 人だそうです。 そして日本の総人口は 総務省統計局によりますと(平成28年10月1日現在)1億2693万3千人だそうです。 この数字のまま比率を計算しますと 1.05%となります。 日本人の約 99%は「神を知らない人」ということになるのでしょうか。 聖書の解説をしているサイトで、ある牧師が次のように書いているのを見つけました。 そしてその確認でき

神は命をどのように見ておられるのでしょうか

  神は万物の創造者です。創造物の中でも、とりわけ奇しいのは生き物の誕生でしょう。 まず最初の人間の創造に思いを馳せることにしましょう。 今ここでこう書いているのは「命」とは何かを追求してみたいからです。 神が創造された最初の人間アダムは、造られた直後は生きていませんでした。といっても「死んでた」というわけでもありません。 人間を物理的に(つまり「体」を)造り終えた後、もう一つ、創造とは別の工程というか処置が必要でした。 「主なる神は、土の塵で人を形づくり、その鼻に命の息を

みんな勘違いしている。「滅び」とは「拒絶」であり、死を意味しない。

辞書を引くまでもないかも知れませんが、一応はっきりさせておくことにしましょう。   ほろ・びる【滅びる】-デジタル大辞泉 1 なくなる。絶える。滅亡する。 2 すたれる。衰亡する。 3 死ぬ。 少し前の記事で「狭い門」について取り上げましたが、「滅び」に関するポピュラーな例として再びこの聖句を引用しておきます。 この記事はその「続編」という位置づけといって良いでしょう。 「狭い門から入りなさい。滅びに通じ

「狭い門」に関する、間違いだらけの一般解説を斬る

マタイ7:13,14の「狭い門」に関する理解に多くの間違い、勘違いがあるようなのでここに簡単に纏めてみました。 端的に言うと着地点と門と道の位置関係ですが、ほとんどの解説から、門を入った後、長い道のりがあるというイメージを抱いているようです。 門と道はそれぞれ2種類あります。 《…滅びに至る門は大きく、その道は広い…いのちに至る門は小さく、その道は狭く、それを見いだす者はま れ…》(新改訳) このイラストでは手前左に広い門、右に狭い門があり、そこから長い道の末にそれぞれの