見出し画像

肉体の鎧と精神の核

ファイト一発、で有名な渡辺裕之さんが逝去された。あまり詳しくなく、冒頭のCMの人、のイメージが占めていたが、記憶の通りたくましくハツラツな印象だった。実際記事など読むと、周囲への気遣いや、自身にストイックだったらしい。

話が少し変わるが、身体を鍛えていた知人が、今年に入り内臓系の異常で入院した。印象だけに、皆寝耳に水。今や日常生活を送るには元気にはなったが、数値の改善が遅く、通院と検査を繰り返しているそうだ。少なからず心的にも負担が加わっていると思う。

健全な肉体に健全な精神、は正しいと思うが、
バランシングの話であり、肉体に寄りかかってはならないと感じるようになった。

何かを忘れるために身体を動かす、自信をつけるために身体を大きくする、諸刃の剣であることを再認識しなければならない。
ストレス解消も、行き過ぎれば麻酔だ。

コロナ前は筋トレが流行ったが、健全な健康意識の成長か、あるいは核である精神の摩耗の現れか。
肉体を鍛えたり、資格をいたずらに取りあさったり、自信を補強しすぎて見えざる鎧にしていないか。

精神の摩耗をごまかす手段はたくさん増えた。
いかにバイアスを振り切って自他を静観できるかが大切だ。

この記事が参加している募集

休日のすごし方

多様性を考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?