【MIXのTips】ハイパスフィルターよりシェルビングのほうがいい
ときもあるかも
ということで今回出した新曲『アズライト』で行ったギターの処理を解説します。
今回もいつものように2本のダブリングしたギターをLRに振り、グループバスにまとめてコンプ(Waves R-Axx)、EQ(Plugin Alliance AMEK200)をかけています。
いつもは『バンドサウンドにおけるギターのMS処理』という記事に書いた通りでMの低音をベースにかぶらないくらい【ハイパスフィルターで】削って(音が細くならないように注意しながら)、Sの低音はむしろ100Hzくらいからシェルビングであげる。というのをやっていました。
しかし、今回はこの【ハイパスフィルター】を【シェルビング】に変えてみました。
というのもレギュラーチューニングのギターなので、そもそも音域的にはベースとかとは被らないし、何よりMIXしていて、なんか音が薄いなーと感じたんですよね。
しかも、いつもより低域のカットが少ないにも関わらずです!
なので、今回は150Hzくらいから-6dbくらいのシェルビングでMの低音をうっすら削ったのですが、これが結構良かったみたいで、結構厚みを残したまま、低音はスッキリさせることができたんじゃないかなと思ってます。
(Sの低音はいつも通りすこしシェルビングで持ち上げてます)
もしよければ曲を聴いて確かめてみてください!
レギュラーチューニングのギターの割には厚みがあるように聞こえるのではないかなと思います。
低域のカットというと、盲目的にハイパスフィルターを使いがちですが、意外とシェルビングがもっと効果的な時もあるかもよ、ということで記事にしてみました。
結局MIXって音量バランスの最適化だしな…とか思ったり…
(クリエイティブなMIXももちろんありますが、根本に立ち返ると、という意味で)
低域はゴチャつきやすいからフィルター、ってのももちろんわかりますし、位相が被ってたら致命的なのでそこは要確認ですけどね😨
ということで今回のMixのTipsでした!
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