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■ 20230805/人生はコント

前日に、過剰にアルコールを摂取してしまったことにより、お腹の調子があまりよくないまま一日がはじまる。出勤前の喫茶店では、のんびりと過ごした。

仕事ではいつもより汗をかき、わき汗のしみが気になる。いつもけろっとしているというか、目覚めの、まだ世界にはなんにもハプニングはおこっていない落ち着きを常に持ち合わせているというか、そういうひとが職場にはいて、わたしはいつだってハプニングのフラグを引っ提げて生きているから憧れ、羨ましさを感じている。なぜか、そのひとと話したり、そのひとの存在を意識すると、汗が湧き出てしまうのだった。しかし、とくになにごともなく退勤。

帰宅後に作り置きしておいた塩やきそばを食べて満足してから、金原ひとみの「ミーツ・ザ・ワールド」を読み終えてしまう。思想ではなく、血肉を感じられる、身体性の強い物語をどこかで欲している自分がいて、肩透かしを食らう。主張と物語のなかで生きる人たちとのあいだに耐えられる整合性があっただろうかというようなことを考えた。

夜に、仕事場のひとから職場の全体にあてて、思慮浅はかな、感情のままに綴った攻撃的な言葉が送られてきて、この場所で働くのをやめようか、と思いながら、画面をスクショする。人生はコントだということを、自分に強く言い聞かせた。別の仕事場を半分本気で探そうと思った。


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