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食日記11:ラーメン&とんかつでミシュランを気軽に♪

いちおうながらなにがしかのテーマにしたがって
食い物のことを書く「食日記」シリーズ。

今回はあのミシュランに挑んでみようかと。

言わずと知れたミシュラン・ガイド。
その起源はなんと100年以上前の西暦1900年。
フランスのタイヤメーカーであるミシュランが
タイヤをがんがん買ってもらうために始めた旅行ガイド

いくつか生み出したガイドブックのうち
レストランとホテル部門のが世界中に知られ
あの赤い表紙の本が
世の食いしん坊たちのバイブルになったんだそう。
ほんと何が幸いするかわかんないですね(笑)。

待望であった日本版も2008年に創刊され毎年更新。
むしろ今までなんでなかったんだ、
世界一の美食都市は日本だろ
とばかりの盛り上がりを見せております。

食いしん坊ならよく知る名店が星を獲得し
これまでも入りづらかったのに
あまつさえ予約すら取りづらくなってると話題です(笑)。

ただ、
星をくれてやるようなお店はお客さん側の予算度外視。
旨いもんに巡り合うためには金を出し惜しんではならない、
というのがミシュランの基本スタイル。

そんななか、
「ビブグルマン」なるカテゴリーが同書には存在します。

星つき最上級の美食にはいたらないまでも
5000円以内で間違いなく旨いものが食える店、
てのが選考の条件。

フレンチやイタリアンや和食のいいお店はもちろんのこと
蕎麦やカレー、焼き鳥に居酒屋といった
ぼくらの毎日になじみの深いジャンルが
いくつか掲載されております。

早い話、めっちゃ気軽に食えるミシュランおすすめの店、
ってのがビブグルマン。

たとえばラーメン

自家製麺 伊藤@銀座の煮干しラーメン

王子や赤羽で名を馳せた
煮干しがこれでもかと効いたスープが人気のラーメン店。

これ以上入ると苦くなるだろ、の寸前。
限界と思われるほど大量の煮干しを使用したスープと
ポキポキした低加水麺のコンビネーションが評判。

写真のは決して大盛りとかじゃなくて
スープがデフォルトでやや少な目なんです。
さぞかし原価かかってるんでしょうね。
たっぷり飲みたい人用に有料で「スープ増し」もあります。

煮込まれ過ぎてないチャーシューも味付けは控え目。
どこまでも奥深く
日本人の胃袋に染み渡る煮干しの味が引き立つばかり。

食った後、半日は鼻から抜ける煮干しの香りが楽しめますぜ。

ここがビブグルマンに選ばれたときには
ミシュラン真面目に仕事してんな、
と思わずにはいられませんでした。

ちなみにサイドメニューのこれ

チャーシューがどばどば乗ったTKG

これもまた信じられないくらいの絶品です。
ラーメン好きなら間違いなくリピート確実の一軒。


おつぎはとんかつ店。

イマカツ@六本木のロースカツ定食

これで1400円ならとんかつとしては普通のお値段。
(キムチのみ別オーダーで500円)
写真がややしょぼくて申し訳ないです。。。

やまと豚という豚肉を使ってるんですが
このお肉、
筋肉の部分のクセのないうま味と
脂身の甘味がとってもヤバいです。

ややしっとりめに揚げられた衣と
味が濃く、心地よい歯応えのある肉質は
素晴らしいバランスかと。

あとは
とんかつ屋選びで大事だと個人的に思っている
「ご飯」と「キャベツ」と「味噌汁」が旨い

隣の米とくっつきそうでくっつかない
一粒ずつ絶妙な炊き加減のご飯。

えぐみの一切ないキャベツ。
ごまドレッシングも甘さがいい塩梅。

そして柚子風味の肉団子が入った味噌汁。
こういう飯のとき、通常は揚げ物のコッテリを
洗い流してくれるのが味噌汁だと思うんですが
ここんちのは
溢れる鰹出汁の風味が肉を押し返す感じ

汁ひと口で初期化された口は気がつけば休む間もなく
カツ→味噌汁→カツ→味噌汁→合間にご飯……
という無限ループを生み出します。

これまたなかなかの快感でして。

隅々まで行き届いたまともなとんかつ屋さんです。


ところでビブグルマンに選ばれたお店には

こういうプレートがかかってます。

お店の人に「載ったんですか?」
ときいたら
「来年は星を目指します!」
という力強いコメントをいただいたこともつけ加えておきます。


いかがだったでしょうか。
気軽なミシュランであるところのビブグルマン。

大ブレイク直前のお店探しや
仲間内で行くメシ選びの一つの指針にはなるのかなぁ、
と思った次第です。


#飯テロ #らーめん #とんかつ #ミシュラン

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