縛りにおけるプレイの良さとショーの良さ

こんにちは。鷹(よう)です。

通っていた緊縛講習会のカリキュラムを終え、その節目として卒業発表会という形ではありますが初めて人前で縛りのパフォーマンスをさせていただきました。

私個人まだまだ駆け出しではありますが、よく聞く「プレイとしての縛り」と「ショーとしての縛り」をすることによる、それぞれの良さを改めて考えてみました。

あくまで個人的な考えではありますが、縛りを始めた方々のご参考になれば幸いです。


プレイとしての縛りの良さ

1. 人目と時間を気にせずできる

基本的に縛り手と受け手が二人で行います。サロンなどであれば他のお客さんがいるかもしれませんが、プレイの場合はその方々に見せることを目的としていないので、周りを気にせず相手に集中して縛りをすることができます。(視線は気になるかもしれませんが…笑)
また時間も明確な制限はありません。縄会などであればスペース的な意味で多少時間を制限されることもありますが、基本的には二人のやりたい時間でできます。

2. 第三者からの見た目よりも縛り手・受け手が良いと思うかの方が大事

プレイの場合は、例え同じ空間に他の人がいたとしても、その人たちの考えを気にすることなく、受け手や縛り手のやりたいことをできます。周囲がどう思うかよりも、受け手が「受けていて心地よかった」とか縛り手が「楽しかった」と、結果お互いに満足感を得られるかが大切です。

3. 気軽にできる

相手と縄とスペース、必要に応じて吊り床などの設備さえあればどこでもできます。お互い都合の良い時にサロンやSMバーなどに行って楽しむことが可能です。

ショーとしての縛りの良さ

1. 準備を通じて技術が飛躍的に伸びる

ショーは人前かつ限られた時間でやります。

それに向けた、準備として以下のようなことをする必要があります。
・世界観を決める、テーマを決める
・構成(展開、音源、照明)を考える
・立ち位置、所作など見せることを意識して縛る

これらを踏まえて実際に縛ってみると、受け手の負担が大きかったり、トータルの時間が足りなかったり、音楽の切り替えのタイミングが合わなかったりと、見つかった課題の対処が必要になります。

イベントまでの限られた期間の中で、こうしたトライアンドエラーを繰り返すことにより、技術が飛躍的に伸びます。

2. 見た人の感想をもらえるのでやりがいは大きい

ショーは、来ていただいた方々に二人のパフォーマンスや世界観を見て楽しんでいただく場です。

演者から見れば、ショーをお金を払って見に来ていただくということは、言い換えれば見に来ていただく方々の時間を預けていただくということです。
見に来ていただいた方々に楽しんでもらうためにはどんなパフォーマンスが良いか、縛り手と受け手の二人で考えて作り上げます。その過程で二人の仲もその分深まります。
これは、音楽の世界でいうとアーティストと裏方さんが協力して一つのものを作り上げるライブに似ているのではないかと個人的には思っています。

そんな二人で作り上げたショーをやり切ったということもそうですし、終わった後に見に来ていただいた方々に楽しかったと言っていただけるのは、大きなやりがいに繋がります。

3. 人脈が広がる

ショーは一人で作ることはできません。
主催者や進行役、他の演者などみんなで協力して作ります。その過程でそれらの方々と関係も深まりますし、SNSなどのメディアを通じて告知も行うので、人脈が広がります。

最後に

プレイにしてもショーにしても、
共通して言えることは、
縛り手と受け手さんの仲は深まる
ということです。

以上、縛りにおけるプレイの良さとショーの良さについてでした。

それでは!

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