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Jazz Moves On!

中川ヨウです。ジャズを核とした音楽評論/研究をしています。日々拡張するJazzの動き。LiveやNew Albumについて書きながら、拡張するJazzの動きを皆さんと見ていけたら…
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記事一覧

癒しの歌声をもつまでの日々 〜 メロディ・ガルドー

メロディ・ガルドー、2020年リリースの『サンセット・イン・ブルー』には、包容力に満ちた、人…

中川ヨウ
3週間前
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強靭な表現者への変化 〜 メロディ・ガルドー

ジャズ・ヴォーカリストのメロディ・ガルドー(Melody Gardot)と、ピアニストのフィリップ・…

中川ヨウ
1か月前
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渡辺貞夫 『PEACE』 インタビュー

渡辺貞夫が今年も新作を発表する。御年91歳。しかも、約7年ぶりのスタジオ録音作である。その…

中川ヨウ
1か月前
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デイヴィッド・サンボーンの訃報に接して

David Sanbornさんの逝去の知らせで起きた朝。 一日中めそめそしていて、目が霞んできました。…

中川ヨウ
1か月前
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JAMES TAYLOR 東京ガーデンシアター Live Report

2024.4.6 James Taylorの歌に慰撫され、肩をそっと抱いてもらったようなコンサートでした。 …

中川ヨウ
2か月前
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パット・メセニー 新たなスタートラインに立った日本の旅 / 日本ツアー レポート+イン…

パット・メセニー、5年ぶりの来日だった。2024年1月14日、札幌のhitaru公演をスタートに、新潟…

中川ヨウ
3か月前
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近年の Pat Metheny (3)

 パット・メセニーが鮮烈にアルバム・デビューを飾ったのは、1975年、ECMより発表された『ブライト・サイズ・ライフ』でだった。ベースに朋友だったジャコ・パストリアスを迎え、パットは6弦と12弦のギターを使い分け、自身の音楽を披露した。 1977年に発表された第2作『ウォーター・カラーズ』でライル・メイズ(pf)という最高の音楽パートナーを得、翌年パット・メセニー・グループ(以下PMG)の第1作である『想い出のサンロレンツォ』をリリース。PMGの音楽性の高さは、そのシンフォ

Japan Tour 2024初日を終えて 〜近年の Pat Metheny (2)〜

素晴らしかった! 凄かった! パット・メセニー「Dream Box Solo Tour」初日を札幌文化芸術劇…

中川ヨウ
5か月前
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近年の Pat Metheny (1)

 パット・メセニーの近年の音楽活動には、"預言者的な" 側面が現れていると感じている。これ…

中川ヨウ
5か月前
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Rest in peace and power 八代亜紀さん

八代亜紀さんの訃報を、悲しみと共に聞きました。  享年73。 八代さんの所属事務所によると…

中川ヨウ
5か月前
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Pat Metheny公演開催地

この投稿は連休明けに消すと思うのですが、 Patさんから聞いているコンサート開催地が、もう一…

中川ヨウ
8か月前
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"プログレ雅楽" 東儀秀樹 NEOTOGISM Live Report

2023年10月15日 みなとみらいホールで、 【東儀秀樹 NEOTOGISM】を鑑賞してきました。 第1部…

中川ヨウ
8か月前
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ブランディー・ヤンガーInterview

ジャズ・ハープの旗手、ブランディー・ヤンガーが6年ぶりにブルーノート東京ほかに来日した。2…

中川ヨウ
9か月前
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秋吉敏子物語 ⑴

秋吉敏子の強さと明るさ ⑴  秋吉敏子さんのことを尊敬しています。 どういった点をと聞かれたら、私は「毎日練習すること」と、「その明るさ」と答えます。  93歳になる今も、「どこでその日ピアノの練習をするか」が一大事で、練習場所を探して必ずピアノの前に座ります。 80代までは、常宿の品川にあるホテルからJRに乗って、いそいそと練習に通っていたものでした。  2012年10月20日、「秋吉敏子65周年記念チャリティ・コンサート」の司会を務めたことがあります。 会場は東京オペ