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朝ヨガ第一話:朝ヨガを始めたきっかけ

今年の1月から初めて早5ヶ月。6月中旬になった今も、毎朝15分くらいかけて自分の身体と向き合う ”朝ヨガ” は続いている。

私を知る人なら誰もが、私の身体が”硬い”コトを知っているので、クスッと笑ってしまうだろう。ただ硬いのではなく、”超硬い”のだ。何せ生まれてこの方、背中でクロスして手を繋げたことすらないのだから笑 開脚など夢のまた夢…。

それでも私にはヨガを続ける理由がある。

まず第一に、理学療法士としてクライアントの運動指導に課題を感じていたことがきっかけだった。
今まで運動療法、PNF、徒手療法など様々な治療概念を学んできた。もちろん、 治療によってクライアントに動き易くなってもらうことは、人が変わる大きな ”きっかけ”の一つである。

でもその先にもっと大切なことがある。

それは、”クライアントが自分の身体を理解し上手く動かせるようになること、 自分でコンディショニングが出来ること”である。

人の健康を長い間保っていくことはとても難しいことで、それはクリニックで働いていれば良く分かる。
初めてお会いし、五十肩がリハビリで治った方がいたとしよう。でもその方は数ヶ月後、待合室でお見かけし、今度はぎっくり腰になっていたりする。

当たり前のような出来事に思うかもしれない。でも一人の理学療法士として、人々の健康を守る職業人として、人が健康を損なった時には

”いつでも出来るだけ早く、元の状態に戻る手助けをしたい”
”健康を長く保てるようにコンディショニングや運動方法を伝えたい”

と常々考えている。

ヨガはそんな人々の身体を上手に動かすためのコンディショニング方法として、 とても優れているのではと感じている。

・狭いスペースでヨガマット一つあれば、運動出来る
・裸足で運動するため、足底の固有感覚や足のアーチを保つ筋肉などを刺激できる
・姿勢を保つ時間が長く、持久力や心肺機能にも働きかけられる
・呼吸を常に意識して行っていて、呼吸機能も高めやすい
・内観を重視するため、身体の動かし方の気付きが得られ易く、集中力も高まる
・内観して運動した結果、メンタルの安定が得られる
・背骨を動かすワークも多く、姿勢やアライメントの改善に役立つ

まだまだ良い点はあるが、思いつくだけでもすぐにパパッとこれだけ出てくる。

第二のきっかけは、”自分自身の硬い身体を上手く動かせるようになれば、自信を持って人に運動を伝えられる” と考えたことである。

クライアントに運動しなさい、と言ったところで、自分が継続出来なくて何故説得力があろうか。自分の身体をうまく動かせなくて、どれだけ説得力があろうか。

”朝ヨガ”硬い自分の身体との対話であり、挑戦でもある。

今後は”朝ヨガ”を続ける中での気づきも、少しずつ綴っていきたいと思います。

上:4月末のダウンドッグ   下:今日のダウンドッグ



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